キャリア甲子園2017 学生取材シリーズ【レオパレス21】

業界のリーディングカンパニーとして活躍するレオパレス21。賃貸事業が主な事業かと思われがちですが、実は様々な分野でそのノウハウを活かし社会的役割を果たしている企業でもあるのです。そんなレオパレス21のあり方を紐解きながら、キャリア甲子園2017のテーマ設定のねらい・想いを伺いました。

お話をしてくれた方 中藤 紗己さん
株式会社レオパレス21 賃貸事業部 学校法人営業部 営業課
profile_jal2015年入社 
「お部屋」という観点以外から学校の抱える課題を解決する、学校法人営業部に所属している。グローバル化の進行に伴い留学する学生が増えているため、留学費用や渡航手続きの援助に従事することが多い。また、保護者向けの賃貸住宅講習会なども開いている。
お話を聞いた人 渡辺花菜絵
MY FUTURE CAMPUS学生スタッフ 早稲田大学文学部5年生
profile_jal2大学3年生の時フランスへ長期留学をする。留学中にできた現地の友達が日本へ留学する際、居住先の相談に乗ったこともしばしばある。

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ユーザー目線にとことんこだわる賃貸事業

―― では、早速始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。レオパレス21は「賃貸住宅」というイメージが強くありますが、改めてレオパレス21の賃貸事業について教えていただけますか?

中藤さん こちらこそ、よろしくお願いいたします。私たちレオパレス21の事業にはいくつかの種類が挙げられるのですが、その中でも全国約57万室のアパートを募集管理する賃貸事業と、土地の活用をトータル的にサポートする開発事業がコア事業となります。全国に規格化されたアパートを建築する事で、部屋探しの希望地に行かずとも、地元のレオパレスセンターでお部屋探し、物件見学、ご契約ができることが特徴です。また、安心・安全を提供するホームセキュリティシステムの導入や、家具家電の設置をしていたり、最短30日から入居できるショートステイや水道光熱費込みの契約が可能な点も、レオパレス21の特徴ですね。

安心・安全を提供するホームセキュリティシステムを導入しています。

―― 家具家電が設置されていたり、ショートステイが可能な点って、ユーザーからしたらとても有難いサービスですよね。そのようなサービス提供が生まれる背景は何でしょうか?

中藤さん 私たちレオパレス21は、「新しい価値の創造」を大切にしています。単にお部屋の提供をして終わるのではなく、その先にある暮らしのあり方まで、常にユーザー目線に立って考えるようにしています。時代のニーズを見据えながら、ユーザー目線のサービスを導入する事で、快適な暮らしをサポートすることが私たちのミッションなのです。そこから生まれたサービスに「LEONET」「myDIY」「レオリモコン」というものがあります。LEONETとは、インターネットサービスのことで、同時に8回線接続可能なWi-Fiを提供し、さらに定額のインターネット通信契約を通して検索機能や動画視聴が可能になる特徴があります。myDIYはお部屋の壁紙を約100種類以上の柄から選ぶことができるサービスです。IoT技術を活用したレオリモコンや、レオロックは、今年10月以降に完成する物件から提供を開始します。レオリモコンは電気の照明、エアコンのスイッチなどを遠隔操作できる機能で、省エネや快適な暮らしに繋がります。お部屋を提供し、その先の暮らしまで見据えたサービスの提供は、多くのお客様に満足をしていただいています。

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―― 利用者の「あったらいいな」という理想を具現化したサービスのように思えますが、そういったサービスを開発するコツは何ですか?

中藤さん 「新しい価値の創造」を大切にする上で、社員一人ひとりがイノベーターである意識を持っています。自ら考え価値を生み出す力を発揮できるよう、とにかくターゲットを具体的に絞り様々なシチュエーションの可能性を考えるようにしています。たとえばmyDIYはおしゃれや個性を大切にし、写真栄え等にも敏感な女性をターゲットにしていますし、レオリモコンにおいては、進学して一人暮らしを始める学生さんの安全と快適な暮らしを想定して開発したものです。性別・年齢・社会的属性など様々な要素を一つ一つ具体的に設定してはじめて、新しいサービスが生まれます。

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賃貸だけじゃない!社会課題を見据えた新しい事業

―― とことんユーザー目線を追求している賃貸事業が印象的ですが、そのほかにも展開している事業はありますか?

中藤さん レオパレス21には、「社会課題を見据えソリューションビジネスを強化する」という方針があるのですが、近年の社会課題を見つめて生まれた事業に国際事業とシルバー事業があります。近年、日本産業界は生産性の向上やコスト削減を目的にしたグローバル化が進んでいます。それに伴いスポットが当たっている東南アジアに重きを置き、賃貸事業で培ったノウハウや他業界とのネットワークを活かして、海外進出をする日本企業のオフィスや住まい先のサポートをしているのが国際事業部の仕事です。ASEANへの進出企業の需要を取り込むことで、事業の基盤を築いています。

―― たしかに国内の賃貸事業のノウハウが活かせそうな事業ですね。シルバー事業は、どういった内容なのでしょうか?

中藤さん シルバー事業に関しては、日本の少子高齢化問題を見据えて、「あずみ苑」という介護施設の運営を全国展開しています。この事業の特徴としては、自社施設を運営しているということはもちろん、賃貸事業以外のコア事業である開発事業のノウハウを活かした「建設」にも携わっているところにあります。シルバー事業においては建設から運営まで展開しているのです。

―― 賃貸事業以外にもそういった事業を展開していたのですね。社会課題を見据えるとのことですが、今現在レオパレス21自身が抱えている課題はありますか?

中藤さん 利用者の多国籍化や就労環境の多様化、利用者年齢の広がりなど多様化を背景に、アパート利用者のニーズの多様化が課題として挙げられます。こういった多様化に対応するためにも、ユニバーサルデザインの概念を持ってサービスの提供を考えることが大切となってきます。また、近年増加傾向にある空家に関しても、既存住宅を資源として活用できるのではないかと課題意識を抱いています。

『グローバル』と『ローカル』双方の課題

―― 利用者の多国籍化や空き家の増加は、今回のテーマにも通ずる点がありそうですね。詳しくお聞かせください。

中藤さん そうですね。今回のテーマである「『グローバル』『ローカル』双方の視点から考える」というのは、まさに今述べた課題意識から発想をしました。『グローバル』に関しては、文部科学省が推奨している留学生30万人計画「study in japan」というプロジェクトの協賛をレオパレス21がしている点にも理由があります。教育業界のグローバル化は今後一層進む課題ですので、企業としてもしっかりと向き合って行かなくてはなりませんからね。そういった背景がある中で、グローバルという視点を持ちながら日本の住宅が持つ可能性をみなさんに考えて欲しいです。もちろん外国人留学生の観点にこだわらず、旅行や労働関係の視点からのアプローチでも考えられますね!

―― 教育のグローバル化……。今の高校生に馴染み深い事象かもしれませんね。一方『ローカル』な視点というのは具体的にどのようなことでしょうか?

中藤さん 新しい建物の供給はもちろん大切です。しかし先ほども述べた、増加傾向にある日本の空き家の収益性を改善していかなければならないという意識も強くあります。『ローカル』という視点から、自治体と協力をして空き家の多いエリアをどう再開発をしていくのか?どう地域に貢献していくのか?そういったことを地方創生の視点から考える必要があるのです。新規住宅を提供するだけなく、既存の住宅とどう共存していくかも大切なことですからね。

―― グローバルとローカル双方の視点から課題解決を考えるのは、一見大変そうですが、そもそもなぜこのようなテーマにしたのでしょうか?

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中藤さん レオパレス21は業界のリーディングカンパニーとして、先にも述べた日本産業界や教育業界のグローバル化、地方創生をはじめとするローカル化などの課題に対し、自社のノウハウを活用するだけでなく、産学一体や異業種との協働が必要と考えています。そうした産学一体や異業種との協働は、大学などの研究機関で先進的に行われていますが、私たちは高校生時代にこそ、社会課題・企業課題に触れる機会を設けることの必要性を感じているのです。現在高校生の皆さんが、ビジネスシーンで活躍される2030年頃には、AI=人工知能や、ロボット技術の進歩により、日本の労働人口の約49%が代替可能になる事が発表され(出所:野村総合研究所)、働き方が変わる、すなわち暮らしが変わる事が予測できます。そうした時代を予測し、『グローバル』『ローカル』双方の視点から【住宅課題】を仮説し、新しい価値を創造するアイディアを共に考えたく、テーマ設定しました。

―― 最後に高校生の皆さんへメッセージをお願いします!

中藤さん 私は中学生のときに留学をしていました。留学を通して日本人の大人しさや消極性に気付いたり、逆に日本の素晴らしさにも気付くこともできました。社会人になった今、学生時代に見た様々な世界と経験が、武器になっていると実感しています。学生時代は大人になってからでは経験できないことが経験できる絶好の機会です。キャリア甲子園の参加もきっとその一つです。参加を通して学び成長し、学生時代の財産にしてもらいたいです。

渡辺花菜絵の取材後記

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賃貸事業のイメージが強くあったレオパレス21ですが、こんなにも社会的課題を見据えた事業を展開しているとは思いませんでした。とても新鮮な気持ちでお話が聞けたと同時に、課題規模が大きい分、やりがいのある仕事だなと思いました。高校生の皆さん、考え応えのあるレオパレス21の課題にぜひチャレンジしてみてください!

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