キャリアインカレ2017 学生取材シリーズ【自民党】

戦後日本の成長を支え続けてきた自民党が、本年度から参加します。出場を決めたテーマの趣旨や党としての改革への決意についてのお話を衆議院議員である北川知克議員に伺ってきました!

お話をしてくれた方 北川知克さん / 衆議院議員(大阪12区、当選5回)
関西大学法学部出身 主な経歴:元環境副大臣、自民党副幹事長、広報戦略局長

北川さん議員である父親の影響もあり政治の道へ入った。当選以来、教育、環境、外交に力を入れた活動をしている。とっても話しやすい気さくで温かい方であった。

お話を聞いた人 青野将大 / MY FUTURE CAMPUS学生スタッフ
東京大学 農学部国際開発農学専修所属 4年生

青野今回の取材で座った自民党総裁席からの景色は一生忘れまいと心に誓っている。

次世代に日本の歴史を引き継ぐ大切さ

―― 今回の出題テーマの設定理由を説明していただけますか。

北川さん 大きく分けると二つあります。まず一つ目は、いま安倍政権が掲げている成長戦略の柱として「観光立国」という旗印があるという点です。2019年にはラグビーのワールドカップ、その翌年には東京オリンピック・パラリンピックがあります。これらのイベントを契機に今後さらに多くの外国の方々に日本にお越しいただくため、現在さまざまな対策を取っていますが、今こそ「観光」を通じてこれまで以上に日本経済の活性化につなげていきたいという思いがあったからです。

―― いま「対策」というお話がありましたが、自民党が認識している日本の観光面での課題、またその解決のために取り組んでいることをご紹介いただけますか。

北川さん 今後、さらに訪日外国人が増加していくことを考えると、受入環境の整備をさらに進めなければなりません。そのために、例えばビザの緩和や出入国における認証基盤の整備、言語に対する翻訳システムの開発などを積極的に進めています。それと同時に決済の簡略化についての検証も進め、システムの充実に取り組んでいるところです。海外旅行者が使いやすいシステム環境を提供することはとても大切だと考えています。

―― それではもう一つのテーマ設定の理由はなんでしょうか。

北川さん 日本は来年、明治維新から150年を迎えます。この区切りのタイミングで日本の歴史をもう一度振り返って、さまざまな観点から日本を見つめ直した上で、「日本の魅力」とは何かについて是非考えてほしいのです。そして、海外の方に「日本の魅力」をどんどん発信し、もう一度行きたい国No.1を、次世代を担う学生のみなさんとともに目指したいと思いました。

―― テーマの中に「日本の魅力を引き継ぐ」という表現がありました。「引き継ぐ」という言葉には、やはりこのタイミングで日本の歴史を見つめ直そうという意味が込められているのでしょうか。

北川さん まさしくその通りです。みなさんは平成生まれの世代ですよね。そうした平成生まれの方々は明治、大正、昭和、平成までの近代国家と次の新しい時代のつなぎ手になる方々だと思うのです。将来、社会を担う存在になるみなさんが、これまでの近代国家としての150年を含め、過去の日本の歴史を振り返る。そして再度、日本と向き合い、「日本の魅力」を認識し、世界に発信する。そして「日本の魅力」を次の世代にも伝えていってほしいという思いを持っています。

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おもてなしに通ずる「認め合い・思いやり・分かち合い」の精神

―― テーマにある「もう一度行きたい国」という表現について補足していただけますか。

北川さん 観光に行くと名産を食べ、名所を見て回り、一度の訪問で満足してしまうということが多々ありますよね。でも、そうではなく、私たちはもう一度行きたいと思われる国になりたい。日本のコアファンが増えると、外国人観光客増加の流れは今後も続きますからね。そのための重要な要素が「おもてなし」であると思うのです。私たちは今回の取り組みを通じて、学生のみなさんに、ぜひその「おもてなし」のヒントになるようなアイデアを考えていただき、観光客を受け入れる側の方々にも参考にしてもらい、「もう一度行きたい国」を実現したいと考えました。

―― 個人的な意見になりますが、日本は豊富な観光資源をもっているものの、そのアピール方法が上手ではないように感じていますが、北川さんはどう思われますか。

北川さん 例えば日本には風光明媚な景色や豊富な自然体験の場があります。ただ、それも一方向からのみ光を当てていては、やはり一度の体験で満足されてしまうかもしれません。
しかし、その景色も違う観点から見れば、違うものが見えてくる。違う側面から光をあてると、ぐっと違う味わいが出てくるということがあると思います。歴史や成り立ちなどの知識の発信を充実させることで、海外から来る人にいろいろな観点からの体験を提供できるかもしれない。そういう視点でのアピール方法の工夫はもっとできるのではないかと思います。なお、現在、安倍総理は地球儀を俯瞰する外交で、日本をトップセールスで売り込む取組みを続けており、その成果があらわれてきています。

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―― 学生が観光戦略を考えるわけですが、やはりコストの面についてもしっかりと考える必要はありますか。

北川さん 見方によって変わるとは思うのですが、コストパフォーマンスはもちろん大事だと思います。一方で、コストに見合う以上のものとして「おもてなし」というものを考えて欲しいと思います。対価に限らず、心の満足感を感じていただくために、どういう「おもてなし」が必要かということを考えてほしいと思います。海外の方が、満足し、感動して、もう一度来てみたいと思ってもらうには、「日本流のおもてなし」は重要な視点であると考えています。

―― 今の回答が今回のテーマの中の「おもてなしを提案する」にもつながってくるんですね。

北川さん 「日本の宿 おもてなし検定」で「おもてなし」の定義が紹介されていますが、相手の立場に立って考えるということがおもてなしの本来の意味だと思います。私は3年ほど前に環境の仕事をしている中で「Fun to share」という標語を打ち出しました。これは要するに「喜びを分かち合おう」という意味です。分かち合うと同時に相手を認め合い、相手のことを思いやる。おもてなしというのもまさに相手の立場になって物事を考えて、どう満足してもらうかという部分が大事ですよね。「認め合い」、「思いやり」、「分かち合う」。こういう部分がおもてなしの大切な部分だと考えています。日本のおもてなしは海外からも評価が高いですが、さらに海外の人を惹きつける日本流のおもてなしを提案してほしいと思います。

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あらゆる意見が飛び交う風通しの良さが議論の活性化に

―― なかなかない機会ですので、今回のコンテストの参考までに伺います。自民党の中での企画立案、つまり政策立案はどのように行われているのですか。

北川さん まず自民党のシステムについてお話しします。自民党には、政務調査会という政策立案を行うためのセクションがあり、省庁ごとに、部会や委員会と呼ばれる会議を日々開催しています。この政務調査会の会議に、国会議員が出席し、とことん議論をして、合意形成が図られた上で、党として一つの法案や方針が固まっていきます。

―― 議論を尽くした上で、僕らの生活を支える政策が生まれているんですね。

北川さん 一つの政策に対して、それぞれが多様な意見を持っていますが、自由闊達に意見を出し合い、議論を重ねた上で合意形成を図るというのが自民党の文化です。この姿勢は、学生のみなさんの議論の活性化につながる部分があると思います。ぜひみなさんも納得いくまでチームで議論をして、プランを練ってほしいですね。

―― それでは最後に、今回出場する学生に対してメッセージをいただけますでしょうか。

北川さん みなさんがこれまで学んだこと、体験したこと、あるいは日常の生活の中で見聞きしてきたこと、こうしたすべてのことをもう一度見つめ直すことで、ヒントになるものが含まれていることに気づくと思います。ぜひとも本戦までの間に時間があると思うので、日常の中で世の中の動きをもう一回見直すということを心がけるといいと思います。ぜひがんばってください。いいアイデアとの出会いを楽しみにしています。

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青野将大の取材後記

自民党のテーマの裏には、国を、日本の歴史を背負った上で、次世代を引っ張っていく学生に出てきて欲しい、そんな強い想いがひしひしと伝わる取材でした。
日本全国規模で考えることができる自民党からの出題テーマは他の企業と比べてスケールが非常に大きいものだと思います! みなさん、国を引っ張る未来のリーダーとしての提案をしてみませんか? ご応募お待ちしております!

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