「わたしの分解図~失恋編~」では、失恋というワードを話の切り口にして、ユニークな大人たちから話を聞いていきます。正解・不正解がないからこそ面白い、いろんな人の恋愛体験談と価値観に迫る!

「喪失感」を失わないで、持ち続ける。 —元歌舞伎町No.1ホスト、実業家 手塚マキさん

「わたしの分解図~失恋編~」第三弾は、手塚マキさん。新宿・歌舞伎町でホストクラブやバー、美容室、ネイルサロンなど10以上の店舗を経営する「Smppa! Group」の会長として手腕を振るっています。かつては歌舞伎町No.1ホストとして君臨し、今はやり手の経営者。そんな手塚さんが考える、失恋観とは……?

毎日告白され、毎日フラれるのがホスト

ーそもそも手塚さんは、失恋の経験なんてあるんですか?

手塚さん:そりゃありますよ。でも、いわゆる恋愛の失恋とはちょっと違うかもしれないですけど、ホストってどんな売れっ子でも9割はフラれるという仕事です。だから、フラれまくってきましたよ。

とは言いつつも身から出るモテオーラが違う気がします。

ーえー、No.1ホストの手塚さんでもですか?

手塚さん:そりゃそうですよ。だって例えばお店に20人ホストがいたとして、初めてのお客さんが来たらみんなが交代でアプローチしていく。でも最終的に選ばれるのは1人だけ。だからその時点で95%のホストがフラれているわけです。

ーなるほど。なんだか毎回振るいに掛けられる気持ちになりますね。

手塚さん:そうでしょ?さらに、そのお客様がまたお店に来てくれるかはわからないし、来たとしても続けて通ってくれるかはわからない。そう考えると、ホストって常にフラれるかフラれないかの境目にいて、気持ち的には恋愛における失恋と一緒だと僕は思います。

ーじゃあ、お客さんがつかないとやっぱり凹みますね。

手塚さん:失恋するのと同じなので。やっぱりこたえますよ。

ーでも、指名する側もなんとなく後ろめたさがありません?

手塚さん:そう。お客様も、誰かを指名することで他の子をフッてる状況になるし、指名した子に告白したみたいな状況にもなる。毎日フラれ、毎日告白される。夜の世界ではそれが日常なんです。

手塚さんが経営するホストクラブにて取材をさせて頂きました。店内の装飾がめちゃめちゃ豪華。。

期待には添えないかもしれない。でも、誠実であるべき。続きは次のページへ!