【ミレニアル シンクタンク】「遊び」と「学び」に関する意識調査

目的:大学生の考える「遊び」って何??

日常生活において「遊ぼう」「遊びたい」と意識するとき、何をすることが「遊び」になり、どこから「学び」になるのでしょうか。今回はこの認識の部分が大学生と社会人で異なるのではないかという仮説のもと、大学生84人、社会人94人を対象にしたアンケート調査を実施しました。


主な結論:純粋に遊びとして捉えない。「学び」という付加価値の存在

今回の調査では、大学生は強く遊びだと感じることがどの質問でも少ない結果になりました。この要因としては<推測される要因>にあるように複数要因が存在しますが、合わさることで大学生においては「『遊び』と捉えられる一方で、そこに若干の『学び』要素もある」と感じる傾向が強くなったと推測されます。

<推測される要因>

1.自己体験の少なさ→「学び」要素(観劇, 博物館, etc.)
2.「一人」での遊び行動への付加価値の必要性
3.社会人の、仕事との対比での「遊び」要素重視

自己体験の少なさが、「学び」要素を感じ取る要因

観劇、博物館鑑賞と言った学生にとっては馴染みのない遊び行動に対して、大学生は社会人より「学び」寄りの回答をする割合が多い結果になりました。自己体験が少ない遊びに対して学生は無意識に学び要素があるものだと考えて、行動へのハードルが高くなっているのではないかと推測されます。

豊福(1998)の調査によると、大学生の1ヶ月での「博物館に行く」回数は0.24回、「バレエに行く」回数は0.28回でした。

質問「演劇・バレエ・ダンス・歌舞伎などを観る」に対して「強く遊びだと思う」と回答した人は20%弱だった一方で「強く学びだと思う」と回答した人は30%ほどでした。

質問「一人で、博物館や展示、演奏会などを見に行く」に対して「強く遊びだと思う」と回答した人は10%ほどだった一方で「強く学びだと思う」と回答した人は30%超になりました。

<参考データ>
グラフ: 「演劇・バレエ・ダンス・歌舞伎などを観る」
グラフ: 「一人で、博物館や展示、演奏会などを見に行く」

一人で遊ぶためには、「遊び」以外の目的を求める

「一人で」の遊び行動を起こすには、「遊び」目的だけでは不十分であると今回の結果より推測しました。「遊び」以外の強い目的意識が必要となり、行くための一つの動機として学び要素を感じ取るのではないかというように考えられます。

設問中に「一人で」と記載のある設問の回答を合算して割合を出したところ、同じく「友達と」と記載のある設問全ての回答と比べて「強く学びだと思う」「学びだと思う」と回答する割合が学生、社会人ともに15%前後上昇しました。

「ひとり旅や一人ドライブをする」と「休日に友達と車でどこかに行く」の「強く学びだと思う」「学びだと思う」の回答割合を比べたところ、社会人は25%、大学生は30%ほど上昇しました。

<参考データ>
グラフ: 「ひとり旅や一人ドライブをする」
グラフ: 「休日に友達と車でどこかに行く」
グラフ: 「一人で vs 友達と 大学生/社会人」

仕事との対比で「遊び」を捉える社会人、多くの休みの一つとして「遊び」を捉える大学生

休みの日の時間の使い方が、仕事との対比となる社会人に対して大学生は多くある休みの時間の中での使い方なので、遊び以外の要素を見出す可能性が高いのではないかと推測しました。ただメインはあくまで遊びであるということも考えられます。

質問「バーやクラブに友達と行く」に対して、「強く遊びだと思う」の割合は大学生が70%弱なのに対し、社会人は80%弱でした。

質問「空き時間や休日にお店やアウトレットでショッピングをする」に対して、「強く遊びだと思う」の割合は大学生が63%なのに対し、社会人は76%でした。

質問「休みの日に友達と車でどこかに行く」に対して、「強く遊びだと思う」の割合は大学生が64%なのに対し、社会人は78%でした。

<参考データ>
グラフ: 「バーやクラブに友達と行く」 「空き時間や休日にお店やアウトレットでショッピングをする」 「休みの日に友達と車でどこかに行く」

具体例:所属組織の活動への参加に対する大学生の強い「学び」意識

「所属している組織のサークル/部活/同好会/団体の活動に参加する」という項目に対して、大学生は社会人よりも学びとしての要素を感じていました。遊びたいという気持ちの裏に、学びもあることも見る傾向が学生では特に強いのではないかと考えられます。純粋に楽しむという行為をあまりしないと推測しました。

質問「所属している組織のサークル/部活/同好会/団体の活動に参加する」の回答結果によると、社会人より大学生は「学び」寄りの回答をする割合が高いことが判明しました。

上記質問において、「強く遊びだと感じる」と答えた人は大学生だと10%にも及びませんでした。一方社会人は同じ回答項目で20%超の割合を占めていました。

<参考データ>
グラフ:「所属している組織のサークル/部活/同好会/団体の活動に参加する」に対する回答結果

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