「未来を変える180分 プロのアイデア発想法とは?」 in東京・大阪イベントレポート

10月某日、世の中に溢れるさまざまな課題に対して、アイデアを武器にアウトプットを出し続けている、電通のクリエーティブソリューション・ディレクター小布施 典孝さんを講師にお招きした、プロのアイデア発想法を学ぶイベント「未来を変える180分 プロのアイデア発想法とは?」が、東京と大阪2日間にわたって開催されました。

多くの高校生が来場し、想像以上の盛り上がりをみせ大盛況に終わったこのイベント。小布施さんが実際の仕事で取り組んでいるテーマに対して、高校生が真剣かつ楽しみながらアイデアを出し続ける、超参加型となった本イベントのレポートをお届けします!

計算式に当てはめるだけでは、人間が抱える課題の解決はできない。

「企画身体学」というタイトルで始まったこの講座。まずは、人間にまつわる様々な「習性」を、ちょっとしたエクササイズやケーススタディなどを踏まえて、受講生ひとりひとりが体験するところから始まりました。

その中で、「人は想像以上に思い込みに縛られていること」「知らないうちに、知っている方程式を使って答えを導いてしまうこと」「同じ事象でも、捉えている範囲の広さに応じて、導く答えが変わってしまうこと」ことを体験し、だからこそ「人間は合理的な側面もありながら、不合理な側面も持っている生き物であること。複雑な側面をもちながら、一方で短絡的な側面も持っている生き物であること。理性的な側面もありながら、直感的な側面も持っていること」という前提にたって企画をすることの大切さをお話頂きました。それを踏まえると、「人間という生き物がかかえる「課題」を「解決」するという行為は、いかに人間の本質に切り込めるか、いかに人間の心理から真理を導けるか、それがとても大切であり、だからこそすでにある方程式から自動的に答えが出ることはない」というお話で、高校生のみなさんも大きくうなずいていました。

ではその上で、企画力を身につけるには、どのような勉強をすればいいのでしょうか?ズバリそれは、勉強では身につかない、というお話でした。なぜなら、自転車に乗れるようになるには、説明書をいくら読んでも意味がなく、とにかくまず自転車にのってみるからこそ、はじめて乗りこなす感覚がわかってくるのと同じように、企画に関してもまずはやってみることが大切であり、そこから何を自分にフィードバックをして学ぶのかが大切であるということでした。だからこそ小布施さんは、「企画」とは「勉学ではなく身体学である」という定義をなされていました。

いい企画には、「膝ポン感」がある!

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では、いい企画とはどんな企画なのか?その答えは、まさに「膝ポン感」にあるといいます。

「膝ポン感」とは、「気持ちよく相手に予想を裏切られ、意表をつかれたときの、思わず膝をポーンとはたいてしまうあの感覚」のこと。「えっ」と一瞬驚いた後に、「なるほどー」と納得するあの感覚が強いものが、よい企画であるというお話をされました。いくつかの事例を紹介して頂きながら、それぞれどれくらいの膝ポン感があるのか、みんなと共有をしていったのちに、いよいよ脳に汗をかくべく、「企画体験」がスタート!

小布施さんが実際に仕事でやられているものに近しい課題に対して、学生同士ペアになってアイデア出しを行いました。印象的だったのは、高校生のみなさんが、とにかく楽しそうにワイワイ盛り上がりながらペア同士で議論をし、発表のときも積極的に手をあげて恥ずかしげもなく自分のアイデアを披露していたこと。会場は笑いあり、拍手ありで大いに盛り上がりました。

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