【課題解決プロジェクト】シーズン1テーマ出題企業インタビュー ーMY FUTURE CUMPUS

MFC会員や全国の大学が授業の中で取り組むMFCの新企画「課題解決プロジェクト」。オンラインだけで全て完結する、誰でも取り組みやすいコンテストで、今後定期的に開催されていきます。

マイナビが高校生・大学1,2年生向けに提供するサービス「MY FUTURE CAMPUS」が初回のテーマ出題者。その運営者である羽田と宮澤より今回設定したテーマについてご紹介します。大学に入学して間もない大学1〜2年生をターゲットにした背景とは?このテーマを選んだ理由を聞いてみました。

お話をしてくれた方
羽田啓一郎さん

profile_jal株式会社マイナビ2003年新卒入社。就職情報事業本部などを経て、2013年に「MY FUTURE CAMPUS」を立ち上げ、責任者としてサービス全体を仕切るだけでなく、MFCでは各講座の講師などを務めている。

宮澤愛実さん

profile_jal株式会社マイナビ2014年キャリア入社。名古屋での官公庁向け事業の企画運営などを経て、MFCでは取材記事の制作や学生も参加するイベントの企画と運営を手がけている。

普通の学生の、普通の感覚を盛り込んだアプリを考えてほしい。

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ー今回のテーマを選んだ理由を教えてください。

羽田:マイナビでは2013年から、高校生・大学生に向けた「企業人と出会い、自分のキャリアを考える場所」であるMY FUTURE CAMPUS(MFC)を運営してまいりました。各種Web記事やイベントを通して学生と社会人との接点を設けたり、プレゼン能力やロジカルシンキングといったスキルも高めていける、MFCではそんな場所と機会を提供しています。中でも「キャリア甲子園」「キャリアインカレ」といった大規模なビジネスコンテストは、ここ数年各界から徐々に注目を浴びる存在にもなっています。

去年開催されたキャリアインカレ2017の様子

宮澤:MFCが誕生してかれこれ5年以上が経過し、おかげさまで意欲の高い学生には数多く参加してもらっています。ただ、まだ社会との接点や社会で活かせるようなスキルというものにそれほど関心のない学生にまでは広がっていないというのが現状です。

大多数の学生は就活が始まってから、社会という存在を意識するようですが、大学1〜2年生の頃からスタートしていれば、より一層得られるものが大きいと思います。そういった機会提供をしていきたいと思っています。

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羽田:もちろん、学生が成長できる場所には、MFCだけではなくていろいろなものがあると思います。たとえばボランティアやアルバイト、もしかしたら部活動など、日常生活において何かに一生懸命になって取り組むことで、成長を実現できるのは間違いありません。そういった「学生の日常」の活動では得られないような活動の場をMFCでは提供していますが、学生たちの多くがMFCを知って、活用してくれているかというと、残念ながらまだそうとは言えない状況です。

そこで今回は、少しでも多くの学生に「成長できる場所=MFC」ということを知ってもらうための最初の接点として、学生の日常生活に“いい感じ”の影響を与える身近なアプリサービスを作りたいと考えました。

ただし、MFCの制作にかかわる社員チームは基本的にはアラサー以上で、20代は数えるほどしかいません。僕たちの感覚では最新の学生の心や生活習慣は、正確には掴みきれないことがあるからこそ、学生本人からアイディアを募りたいと思ったわけです。

ースマホ向けのアプリですと、ITの知識や技術は必須ですか?

羽田:スマートフォン向けのアプリとしましたが、サービスのプロトタイプまでを作ってもらう必要はありません。ITの知識やプログラミング能力は不必要で、提出していただく成果物は、アイディアベースの企画でOKです。普通の学生が、普通の感覚で日常的に困っていることを解決するアプリを作ってほしいと思います。

宮澤:いい企画であれば本当にサービス化していく考えです。その際にはアイディアを出した学生にも可能な限り、サービス化に参加してもらえたら嬉しいですね。

学生の身の回りに起こっていることに、価値がある。

ー今回の出題テーマは、以前にも学生に出題したことがあるテーマだとお伺いしました。

羽田:実は2018年夏に、10人ほどの学生に対して、同じテーマで考えてもらったことがあります。その際に出てきた企画のひとつを紹介すると、サークルの飲み会の会計時に発生するお金の貸し借りの問題をアプリで解決しよう、という案がありました。

同じキャンパスに通っていたとしても、サークルの場合は学部学科が異なる人も多いことから、毎日のように顔を合わせることがなく、場合によっては再会するのが1週間後というケースがあるとのとこで、それだけ時間が空くと貸した側も借りた側も事実に関する認識が曖昧になりがちなので、アプリでそれを管理をしようという発想になったそうです。

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宮澤:学生の皆さんには普通のことかもしれませんが、社会人には決して思いつかないアイディアだと思います。実際、社会人の場合、お金がないのに飲みに行くという発想になりませんし。大学生のリアルな生活の中には、本当に多くのアイディアの種が潜んでいるのを垣間見た気がします。このアイデアはサービス化に向けて検討を進めていますよ。

ーアプリを考える上での条件はありますか?

宮澤:単なるエンタメに特化したようなアプリではなく、やはり学生自身の生活にかかわる企画にして欲しいと思います。あと、課金等は考えておらず、無料で提供するというのが大前提です。

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羽田:審査項目としては、まずはダウンロードしてもらわなくては始まらないだけに「初期インストール有効性」を一つ上げています。ただ、スマホの中にあるだけでは意味がないですから「定期利用有効性」も問いたいと思います。さらには誰も思いつかないような「新規性」も重要ですし、思い付きではなく根拠を問いたいことから、「データ分析力」も問います。

宮澤:フィールドワークのお題として、周囲の学生へのインタビュー調査を必須としています。例えば、流行りのアプリを使っている人がいたとして、どうしてそれを利用しているのか、そのアプリのどのような部分に刺激を受けているかといった部分を、仲間と協力しながら調べ上げてください。

羽田:身の回りの学生が日常生活の中で困っていることを調べていくのもフィールドワークお題の一つ。この2つの課題に関する調査を進めていけば、今回のテーマに即したアプリを作る際のアイディアがおのずと見えてくると思います。

自分自身を振り返ると、アイディアのヒントが見えてくるかも。

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ーどうやってアイディアを発想すればいいのでしょうか?

羽田:シンプルに「いいじゃん!」と学生のみなさんが感じるアイディアで十分です。最初は思い付きであったとしても、フィールドワークなどを通してエビデンスを集めていけば、おのずと理由付けができるようになるでしょう。ただし、エビデンスにこだわりすぎて、せっかく生まれたいいアイディアを次々と否定するようなことはしてほしくないですね。

宮澤:「なぜ自分はこうだったんだっけ?」と振り返ってみると、自分が何を問題視しているのかということが整理できますし、さらに新しい発想が生まれるかもしれません。例えば、最近の大学生はInstagramやTik Tokといったサービスを使っていますよね。学生自身が、何故それを利用しているのかを突き詰めて考えるだけでも、アイディアのヒントが生まれてくるのではないでしょうか?

羽田:そういえば学生にTik Tokがなぜ流行っているのかを聞いてみたことがあるのですが、ある女子大学生が「私たちがやりたいのは自撮りなんです」と語っていたのが印象に残っています。

Instagramで自分を表現する場合は、景色やモノとからめて“インスタ映え”させる必要があるけれども、Tik Tokは踊りさえすれば、好きな場所で自分を可愛らしいというフィルターで見せていくことができる。そんな話を聞いて、やはり学生の求めるサービスは、学生発想で作った方がいいと改めて感じました。

宮澤:facebookはスーツを着た自分で、Twitterはジャージを着た自分、Instagramはドレッシーな自分――そんな話も聞いたことがあります。自分達が当たり前に思っている事の本質を探ってほしいですね。

羽田:日本は人口が減少していく中にありますが、SNS等によって人格は増えていくのではないかなんて言われている今の時代、サービスによって色々な“顔”を持つことになるというのを意識すると、いいアプリの企画が生まれるかもしれません。

ーMFCという媒体も、多くに学生に活用してほしいですね。

羽田:MFCではいろいろな人物に焦点を当てて記事コンテンツを提供しています。ビジネスサイトよりは見やすい構成にしつつ、エンタメ色に寄り過ぎない形にしており、“ライトに真面目”な記事を集めた媒体だといえるかもしれません。

宮澤:世の中では多様な人が活躍しており、その一人ひとりがどんなことを大切にして、どういう感情で日々を過ごしているかがわかる記事がそろっています。いろいろな人の気持ちに寄り添った記事を展開しているので、「感情の幅」が広がるんじゃないかな。そういった幅が、今回のコンテストの企画の参考になる部分もあるかもしれませんので、是非じっくりと読み込んでほしいと思います。

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