読解力は思考の基礎!読解力を鍛えて信頼される人材に

読解力は文章、テキストから何を言おうとしているのか、この話の確信は何かということを感じ取る力のことです。読解力が欠如していると相手の言い分、伝えたいことが理解できずに間違った認識や誤解して受け取ってしまう危険性があります。読解力を高めるために読書をすればいいという訳ではありません。そもそも読解力が低い場合、読書をしてもただ読むだけで、内容を正しく理解できていないことが考えられます。読解力とは何か、読解力を鍛えるためのトレーニング方法などをまとめました。セルフチェックを行いながら正しく読解力を理解してください。

読解力とは

読解力ついて大辞林では以下のように解説しています。

“文章を読んで、その内容を理解すること。”

引用:https://kotobank.jp/word/読解-583850

文章を読んで内容を理解することは勉強、学習の基本です。国語読解力のように、学科を通じて読解力を育成する教科もありますが、それ以外にも全ての教科においてテキストを読み、その意味を理解しなければいけません。こうしたことから読解力は長い時間をかけて学んでいる背景があります。

OECDが定義するPISA型読解力

「読解力」には広義での読解力主に国語読解力の他にOECDが行う国際的な学習到達度調査(経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査)の指標となるPISA型読解力があります。

OECDが定義するPISA型読解力は以下のように定義されています。

“ テキストに書かれた「情報の取り出し」だけはなく、「理解・評価」(解釈・熟考)も含んでいること。
テキストを単に「読む」だけではなく、テキストを利用したり、テキストに基づいて自分の意見を論じたりするなどの「活用」も含んでいること。
テキストの「内容」だけではなく、構造・形式や表現法も、評価すべき対象となること。
テキストには、文学的文章や説明的文章などの「連続型テキスト」だけでなく、図、グラフ、表などの「非連続型テキスト」を含んでいること。”

引用:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/05122201/014/005.htm

単なる国語読解力(解釈)だけでなく、文章の構成の評価や解析、インプットや昇華する能力なども評価に含まれます。

OECD生徒の学習到達度調査(経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査)によると日本人の読解力の国際的に比較的上位の結果になっています。
2015年の調査で日本はOECDの加盟国35ヶ国中6位の順位になっており2012年時の1位よりは下がったものの良好な結果となっています。

OECDの調査は15歳時(義務教育終了時)に読解力の他に、数学的リテラシーの3分野、共同問題解決能力を調査します。それぞれの分野の能力が実生活の中でどれだか活用できるかを測ります。

リーディングリテラシー

読解力を表す言葉として「リーディングリテラシー」もあります。
リテラシーは「読解記述力」を意味し、表現、形作られたものを、適切に理解・解釈・分析したのちに、改めて記述・表現することです。同義語では識字などを用います。
リーディングリテラシーについては東北大学大学院教育学研究科研究年報(中 野 友香子* 佐 藤 誠 子*深 谷 優 子氏)により以下のように解説されています。

“リーディング・リテ ラシーはテキストの種類を超えた読み書きの能力,すなわち,テキストに関する読解力を包括的に 把捉する,広義の意味での読解力といえる。”

引用:https://www2.sed.tohoku.ac.jp/library/nenpo/contents/63-2/63-2-06.pdf

授業などで受動的な読書、国語読解力とは別と捉えられており、能動的、自発的な文章への関わりをリーディングリテラシーにおいても定義されています。授業での読書、テキストの読み込みは文章をより正確に理解することが求められます。リーディングリテラシーはそれに対し、「面白い」「感動する」などの情動換気も含まれます。結果として読解力が高まるとされています。広義ではPISA型との類似点も見受けられます。

読解力の鍛え方

リーディングリテラシーを軸とすると読解力を鍛えるにはいくつかの能力を総合的にあげていく必要があると言えます。基本となるのは国語読解力の向上と論理的に文章を解析するロジカルシンキングの要素だと考えられます。それぞれの鍛え方を考えてみましょう。

〇〇字要約

○○字要約とは物語や文章を決めた文字数に要約するトレーニングのことです。読書感想文のように本1冊を400字詰原稿用紙3枚にまとめることも⚪︎⚪︎字要約と言えるでしょう。(この場合は1200字要約になります。)
⚪︎⚪︎字要約の鍛え方は、新聞やwebのニュース記事を読みその内容を決めた文字数にまとめてみるなどから始めてみるといいでしょう。新聞の記事の場合などは30文字などでまとめてみるといいでしょう。
要約のコツとしては決めた文字数の中に4W1H(When,Where,Who,What,HOW)などを入れ込むのがポイントです。いつ、どこで、誰が、何を、どのように とまとめることで情景や状況をわかりやすく伝えることができます。そこにさらに重要なポイントや意義、意味などの補足をしまとめるといいでしょう。このような要約を繰り返しトレーニングすることで国語読解力が高まります。

ロジカルシンキングを鍛える

国語読解力ともう1つ重要なのがロジカルシンキングです。ロジカルシンキングについて大辞林では以下のように解説しています。

”「ロジカル・シンキング」とは、論理的思考という意味。情報を決められた枠組みにしたがって整理・分析するさまざまなスキルの集まりを指し、これらを使うことによって、複雑なものごとの因果関係を明快に把握したり、問題に対する有効な解決策を導き出したりすることが可能になります。合理的な判断や論理的な説明の前提となる思考法”

引用:https://kotobank.jp/word/ロジカル・シンキング-802228

文章や本をまとめるのに自分の感情や流れだけでは主観的で稚拙に受け取られることもあります。ロジカルシンキングの特徴は課題に対する答えがあること、仮説に対しての検証を行なっていること、検証に論理的裏付けがあることです。
論理的に文章、テキストを分析、解析、集計することで、客観的、俯瞰的な視点になり感情が中心ではなく、フラットに情報を受け取ることができます。

アウトプットの重要性

読解力のスキルを高めるためにはアウトプットも重要です。論理的に要約したものを周囲にいる友人や先輩、家族に対してアウトプットしてみましょう。意味の理解、解説を自分の意図通り伝えることができたのか、伝わらなかった場合どこを修正するべきなのかを確認しましょう。自分の感覚と相手の理解のズレを繰り返し修正することが力の向上に繋がります。伝えることが目的なので自分でまとめたことで満足しないでアウトプットを繰り返しましょう。

読解力・要約力は重要なスキル

面接やプレゼン、社会にでてからも読解力は重要です。質問や指示の意図を読み取りその場でレスポンスしなければならないシーンは多々あります。その際に頭では理解していても口頭や文章で適切に返すことができなければ、信用、信頼を得ることができないでしょう。自分の信頼度を上げるためにも読解力を磨きましょう。

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