定量的と定性的って?意味を理解し物事の本質を掴もう

勉強や部活、アルバイトなどで目標を決定する時や、その進捗や効果を測定する時に、評価の基準を明確に設定していないと曖昧でぼやけてしまうことがあります。明確な目標を示すために使われる方法の一つに「定量的・定性的」な目標の決め方があります。この2つの表現方法を効果的に使うことで目的を共有しやすく明確化することができます。ここでは「定量的」「定性的」の意味と、使い方、そのメリットを紹介します。

定量的と定性的とは何か?その違いは何なのか?

「定量的」と「定性的」その言葉は聞いたことがあるけれど明確に違いを説明するのは難しかったりします。日常の会話でも自然と使われる言葉ではないように思われます。定量は数、定性は性質だろうとは文字から読み取れますがこれらの言葉が持つ意味を理解することで伝えにくいと感じていた事項が伝えやすくなりコミュニケーション、伝達がスムーズになりますのでしっかりと理解しましょう。

定量的の意味とは?

「定量的」とは状況、状態を数値化して表すことです。
定量的、数字化することは客観的に認識、表現できるのでわかりやすく簡単です。情報を受ける側も明確に受け取ることができます。類義語としては「量的」などが用いられます。

定性的の意味とは?

「定性的」は定量的に比べると説明の難度が上がります。大辞泉によると

“1 性質に関するさま。ある物質にその成分が含まれるかどうかを表す場合などに用いる。
2 数値・数量で表せないさま”

引用:コトバンク デジタル大辞泉

とあります。解説の時点で表現が曖昧で断定的でないことがわかります。つまり定性的とは数字など誰が見ても同じ認識、評価ができるものではなく、その事項、事象に対する内面的、性質的、抽象的なものに着目し表現する際に使う言葉ということです。

定量的と定性的の違いの例

例えば周囲に「文武両道を目指す」と宣言したとします。それを周囲から「曖昧だからわかりやすく説明してほしい」と言われたとします。その時に「定性的」「定量的」な説明をしてみてみると、より具体的で分かりやすい説明になります。

宣言:文武両道を目指す

定性的に表現すると…
・学業「校内の学力テストで上位に入ります」
・運動「体を鍛えてマッチョになります」

定量的に表現すると…
・学業「次のテストで英語95点以上,数学90点以上,現代文90点以上をとります。」
・ 運動「半年後に体脂肪率8%になります。」

定性→定量の順番で伝える
定性的な説明は具体的ではないですが、伝えたいものの性質、内容は周囲に伝えることができ、相手がその物事についてイメージができやすくなります。そのイメージを補完するために定量的な説明(具体的な数字)を利用します。

「校内の学力テストで上位に入ります。前回のテストだと英語95点、数学90点、現代文90点が1位の点数だったので最低それ以上を取れると上位にに入れる可能性が高いと考えその点数を目標に設定しました。」

定量→定性の順番で伝える
数的、具体的に目標を定量で伝え、その結果どのような効果があるかをイメージ(定性)で補います。

「自分は半年後に体脂肪を8%にします。体脂肪8%になるにはトレーニングを毎日しっかりやりこまないと達成できません。また見た目にも体脂肪8%の体はマッチョに見えるので、この目標を設定しました。」

このように定性情報と定量情報はお互いに補完する関係性にあります。定性、定量両方を用いることで聞き手側がはっきりと宣言(目標)の内容を理解することができるでしょう。

定量的と定性的の使い方をマスターする

定量的、定性的を理解すると目標設定の際の思考の整理や資料の読み込み、解析をするときにもそのポイントを理解することができるようになります。論理的思考、ロジカルシンキングにも通じる考え方ですのでしっかりマスターしましょう。

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目標設定に定量・定性情報を利用するメリット

目標設定をする際に定量と定性を意識して設定することは多くのメリットを生み出します。
具体的に挙げると例えば、

・ 目標が明確化できる、共有がしやすくなる
・ 進捗確認ができる
・ 施策を具体的に考えられるようになる
などがあります。

目標の明確化ができる

意外と多いのが目標は一言で表さなくてはいけないという思い込みです。しかし実は一言で表すことで内容が曖昧になってしまい、本当に伝えたいことが伝わらないことがあります。目標を明確にするために、定性的な情報であれば「こうなりたい、こうしたいというイメージ」、定数的な情報として「数字的根拠」も用いて表すことで自身の考えも論理的になり、周囲も理解、共有しやすくなります。

進捗確認ができる

進捗確認はプロジェクトや目標を達成するために重要なポイントです。スケジュール、プロセスの明確化と考えることもできます。現状と達成をスタートとゴールと設定しその過程にチェックポイントをいくつか設定し進捗を確認することができます。そうすることでペースの確認や修正を行うことができます。

施策を具体的に考えることができる

前出の体脂肪8%の話を引用すると、体脂肪を減らすことは目標であり具体的施策ではありません。これを実現するため、体脂肪を減らすための「摂取カロリー・メニュー」など食事制限やトレーニングの「日程やメニュー、回数、時間」などの細部を洗い出しやすくなることで、具体的に考えることができます。

定性・定量両方の視点を持ち、論理的な思考を身につけよう

自分の考えを論理的に伝えることは今後、大学で論文を書いたり、社会人になり仕事でプレゼンをしたり、資料を作成したりあらゆるシーンで必要となるスキルです。その際に定性的、定量的に考える視点はとても重要です。目的やゴールを明確に相手に共有できると、課題解決や目標達成のスピードや成果も上がっていきます。考える力はトレーニングすることで鍛えることができますし、新しい視点を身につけることで劇的に改善することができます。定量・定性的な思考を意識して、日々の勉強や行動に活かすトレーニングをしてみてくださいね。

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