バレットジャーナルとは?頭の中がスッキリ整理されるノートの作り方



最近国内外で話題になっているバレットジャーナルは、タスク・予定・メモなどさまざまな事柄を手帳に箇条書きにして一括管理するアナログシステムです。自作のバレットジャーナルをSNSで公開している人も多く、今までのスケジュール帳に比べて自由度が高い点が特に評価されています。バレットジャーナルをうまく活用することで日々のタスク管理が楽になるのはもちろん、頭の中の整理や問題解決のためのヒント探しにも役立てることができますよ。

バレットジャーナルとは

バレットジャーナルは、アメリカのライダー・キャロル氏によって考案されたノートを使ったアナログ方式のタスク管理システムです。バレット(Bullet)はもともと「弾丸」という意味ですが、ここでは箇条書きの頭につける記号「・」を意味します。また、ジャーナル(Journal)は「日記」「日誌」を意味します。つまり、バレットジャーナルを日本語で表すと「箇条書きでつける日記・日誌」となります。

自分のペースでページをデザインし書き足していくバレットジャーナルは、一般的な手帳に比べて自由度が高いのが特徴です。スケジュール帳をつけようとして途中で挫折した経験がある人も、書き込む内容や量・レイアウトを好きに決められるバレットジャーナルを試してみてはいかがでしょうか。

 

バレットジャーナルは何を管理するもの?

バレットジャーナルでは、1冊の手帳(ノート)にスケジュール帳・TO DOリスト・メモ帳・アイデア帳・日記などのさまざまな機能を持たせて予定・タスク(やるべきこと)・アイデア・習慣・感じたことなどをすべて書いて一括で管理できます。

バレットジャーナルは基本的にフューチャーログ(年間ログ)・マンスリーログ(月間ログ)・デイリーログ(毎日のログ)で構成されており、タスク・メモ・アイデアなどさまざまな物事をラピッドロギング(rapid logging)で書き込んでいきます。「ラピッドロギング」は短文形式による表記のことで、箇条書きと「キー」と呼ばれる記号で構成されています。また、必要に応じてハビットトラッカー(habit tracker)を追加します。ハビットトラッカーを直訳すると「習慣の追跡者」となり、習慣づけたい物事などを記録するのに使います。

バレットジャーナルを使う利点は?

バレットジャーナルは、従来のスケジュール手帳やTO DOリストなどにはないさまざまなメリットを持っています。

1.書くことで思考を整理できる

頭の中に雑然と存在しているタスク・アイデア・気持ちなどを書き出すことで、自分の考えを「見える化」して整理するのに役立ちます。ぼんやりしていて文章にしにくい事柄も、ラピッドロギングを使えば簡単に書き表すことができます。短文なので内容を直感的に理解しやすく、重要な項目にはキーをつけるので「これはタスク、これはアイデア…」というふうにひと目でわかるのもメリットです。

2.タスクやアイデアなどをまとめて管理できる

記録したい内容に合わせてスケジュール帳・TO DOリスト・メモ帳などいくつもの紙媒体を使い分けていると、媒体の数だけ管理の手間がかかり保管スペースも必要になります。また、書きたいページをその都度探すのもひと苦労です。ひとつのページにタスク・アイデア・メモなどいろいろな内容を書けるバレットジャーナルなら、こうした手間を大幅に省けるでしょう。重要なラピッドロギングにはキーがつけられているので、さまざまな内容を思いつき順に書いてもわかりづらくなる心配がありません。

3.タスクの進捗管理・問題発見などがスムーズになる

見える化によってタスクの進捗がわかりやすくなり、またタスクの問題改善のきっかけをつかみやすくなるでしょう。たとえば特定のタスクが長期間にわたって未完のままになっていれば、そのタスクに何らかの問題があることが簡単に予想できるでしょう。

4.何気なく書いたアイデアやメモが、タスクの問題解決に役立つことも

いろいろな内容をログに書き込むことで複数の異なる要素が視覚的に結び付けられ、そこから新しいアイデアが湧いてくる可能性があります。たとえば特定のタスクに何らかの問題があるときに、そのタスクの近くに書きとめたメモが問題解決のヒントになるかもしれません。取るに足らないと思ったアイデアや気持ちの変化でも後になって役立つこともあるので、どんな些細なことも忘れないうちに記録しておくとよいでしょう。こまめにバレットジャーナルに書きこむことで、メモを取る習慣も自然に身につくようになるでしょう。

5.書いたことを後で見返しやすい

通常のスケジュール帳やTO DOリストは、未完のタスクは管理しやすいですが、完了したタスクを管理するのにはあまり向いていないと思いませんか。スケジュールアプリも便利ですが、完了したタスクは表示されなくなるものが少なくありません。見た目はすっきりしますが、これでは後で振り返ることができません。バレットジャーナルは完了済みのタスクも書き込むので、「今月はこんなに多くののタスクを完了させたんだ」という達成感を得ることができます。

6.ビジネス・プライベートを問わず、さまざまな場面で使える

バレットジャーナルには「これを書かなければならない」という決まりはありません。そのためビジネス・プライベートを問わず誰でも、またどんな場面でも活用できます。バレットジャーナルに慣れていない人はまず家で趣味用のバレットジャーナルを作り、慣れてきたら学生であればゼミの研究やサークル活動、アルバイトなど…というように、対象を広げ段階的に慣れていくのもよいでしょう。

バレットジャーナルの作り方

バレットジャーナルの作成方法は作る人や目的によってさまざまですが、大まかな作成の流れをご紹介します。まずはシンプルな方法で作り、慣れてきたらいろいろアレンジを加えても良いでしょう。インスタグラムやブログで自作のバレッドジャーナルを公開している人も沢山います。思わず真似したくなるお洒落なものや、使いやすいようによく工夫されたものも多数ありますので、参考にしてみてください。

作り方1|インデックスページを作り、ページ番号を振る

手帳(またはノート)を用意し、手帳を開いてすぐの所にインデックス(索引)ページを作ります。手帳はどんなものでも良いですが、公式HPではドットの方眼タイプが記入しやすいとおすすめされています。手帳にページ番号が振られていなければ、それぞれのページに番号を書き込みます。インデックスページを設けておけば、書きたいページや読み返したいページをすぐに見つけることができます。

作り方2|キーを決める

書いた内容が一目でわかるようにするキーを決めます。たとえば未完のタスクは「・」、イベントは「○」、完了したタスク・イベントは「×」、アイデアを書き留めたいときは「!」というふうに、目的に合わせて好きなデザインのキーを決めましょう。書きたい内容が途中で増えたら、後から新しいキーを追加してもかまいません。キーは特に重要な項目についていればよく、必ずしもすべてのロギングにキーをつける必要はありません。

作り方3|フューチャーログを作る

フューチャーログ(年間ログ)には、数ヶ月~1年後までの予定を書きます。これから達成したい目標や、あらかじめわかっているけれど詳細が決まっていない大きな予定(誰かの誕生日など)などを書きます。

作り方4|マンスリーログを作る

 

月のはじめに、マンスリーログ(月間ログ)を作ります。基本的にその月の予定や起こった出来事を書くカレンダーページと、その月のうちにやるべきタスクや先月やり残したタスクを書くタスクページで構成されます。フューチャーログにその月のタスクが書かれている場合は、マンスリーログに書き写します。

月が代わったら、前の月のデイリーログの後ろに新しい月のマンスリーログを作ります。何ヶ月も先のマンスリーログを先に作ってしまうとデイリーログが足りなくなる場合があるので、その都度新しいマンスリーログを作ります。

作り方5|デイリーログで毎日の予定を管理する

マンスリーログのすぐ後ろに、その月のデイリーログ(毎日のログ)を作ります。デイリーログには、その日にやるべきタスクや新しく発生したタスク、思い浮かんだアイデアや気持ちの動きなどをこまめに記入していきます。その日に完了できなかったタスクがあれば、次の日のデイリーログに書き写します。未完タスクの優先度が低く明日以降に持ち越す必要がないと判断したら、タスクを二重線などで消してキャンセルします。キャンセルしたタスクの内容がわかるよう、消しゴムや修正液などは使いません。

作り方6|ハビットトラッカーを作る

必要に応じて、ハビットトラッカーを付け加えます。日付にあわせたマス目を作って「ジョギング」「読書」など記録したい項目を設定し、達成できた日のマスに色や印をつけていきます。「今日はジョギングできた」「今月はこれだけ読書できた」というふうに、習慣の達成度がひと目でわかります。

タスク管理はもちろん、思考整理・問題解決にも便利なバレットジャーナル

アメリカで考案されたバレットジャーナルは、スケジュール・タスク・アイデア・メモなど、さまざまな事柄を一度に管理できるアナログシステムです。箇条書きとキーを組み合わせたラピッドロギングによって頭の中にある雑然とした思考を「見える化」し、整理するのに役立ちます。さらに、バレットジャーナルを使うことで複数の紙媒体を使い分ける手間がなくなる、ビジネス・プライベートを問わずどんな場面でも役立つ、書いたことを後で見返しやすいなどのさまざまなメリットも得られます。

バレットジャーナルは自分好みのデザインで作ることができ、SNSには凝ったデザインのバレットジャーナルもたくさん投稿されています。好きなデザインのバレットジャーナルを使って、毎日手帳に向き合う時間をつくることは、モチベーションを上げるのにも役立ちます。忙しさに流されず、毎日を振り返るために取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考】
Bullet Journal Knowledge Base(バレットジャーナル公式サイト)

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