マーケッターの仕事とは?知っておきたい必要な能力と資質

マーケッターとはどのような業種で具体的な業務内容はどのようなものなのでしょうか?マーケティングを行う業務だろうと漠然とイメージできますが、そもそもマーケティングという言葉そのものが広義に使われるワードなのでいまいち具体性がなく、明快さがありません。この記事ではマーケティングという言葉の意味とマーケッターの仕事の内容を解説していきます。

マーケティングを理解する

公益社団法人日本マーケティング協会によるとマーケティングとは

”マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、
顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。”

としています。(引用:公益社団法人日本マーケティング協会
またマーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラーは

”マーケティングは、まだ満たされないニーズとウォンツを発見し、定義し、その程度を測定し、どのターゲット市場を対象とするべきか選定し、それらの市場に適合する製品、サービスそしてプログラムを開発し、組織全体に顧客視点に立つことを要請するビジネス機能である。”

としています。(引用:フィリップ・コトラー著、村田昭治監修、小坂恕・疋田總・三村優美子(1998)マーケティング・マネジメント第7版 プレジデント社 P5 )

つまりマーケティングとは具体的な1つの業務を指すのではなく、「サービス・事業の開発」から「流通」「広告宣伝」の一連の流れに加え「経営戦略」や「スキームの構成」まで企業活動の多くの範囲に関わるものということです。顧客やユーザーに商品やサービスを売り込むための戦略全般、「売れる仕組みづくり」をマーケティングと捉えることができます。

マーケッターの仕事の中身

マーケティングを担当する職業の人のことをマーケッターと呼びますが、マーケッターの仕事を行うにはいくつか方法があります。例えば企業のマーケティング事業部に所属する、マーケティング専門企業に所属する、フリーランスのマーケッターとして活動するなどがあげられます。また近年ではwebマーケティングを専門に行う企業も多くあります。

業務内容

企業によってそのマーケティング事業部、所属マーケッターが行う業務の範囲は様々です。マーケティング事業部以外に広告宣伝部や商品開発部などがある場合には主に情報収集・調査・解析などを行うことが業務となることが一般的で、多くの事業部と情報の共有を図り、売れる仕組みを共同で作っていきます。また販売した商品やサービスの反応を市場・顧客から収集・解析し、次の商品開発への参考データとして活用する業務なども行います。マーケティング専門企業やフリーランスの場合は調査・解析業務に限らずコンセプト立案・商品開発・ネーミング企画・販促計画などを包括的に企業にアドバイス・支援して行くブレーン的な立場でクライアント企業に参画します。

マーケティング

webマーケッター

webマーケッターの仕事は上記の業務をweb中心に行い、web上で商品が売れる仕組みを作ることです。解析ソフトを用いた情報の収集や解析、webページの最適化(SEOやLPO)、web広告(リスティングやアド広告など)などweb上であらゆるシステムを駆使し売れる仕組みを構築していきます。一言でwebマーケティング・マーケッターと括られることが多いですがその業務は多岐にわたっておりそれぞれの領域を専門的に担当していることが多いです。

マーケッターに必要な能力と資質

マーケティングの基礎知識の学習などは商学部や経営学部などの講義のほか、書籍や一般向け講座などで学ぶことができます。では仕事として関わる上での必要な能力や資質についてはどうでしょうか。

企画力

マーケッターの仕事の核心は「売れる仕組み」を作ることです。流れの中の一部を集中して行うのではなく、全体の流れ、仕組みを作る必要があります。商品やサービスを売るためのストーリーを考えなければならないので企画力・構成力は必要な要素です。

課題解決力

マーケッターの仕事は全て新規サービス・新規商品の売れる仕組みを考える訳ではなく既存のサービスや商品の販売量を改善することもあります。現状の販売量が伸び悩んでいる理由は何なのか、消費者の動向や競合の動きなど市場調査から解決策を考える必要もあります。問題・課題を見つけ出しそれらを解決する能力、課題解決力が必要になります。

データ解析力

アンケートやweb上のデータから数字を集めることは比較的簡単に行えます。マーケッターに必要な能力はその数字から課題は何か、数字をどのように変えていけば売上が伸びて行くのかその後の施策をイメージする解析力が求められます。

PDCA

上記の能力をPDCAサイクルに当てはめることができます。Plan(計画)Do(実行)は企画力→ Check(評価)は解析力→ Act(改善)は課題解決力になります。このPDCAサイクルを最速で最適解で回し続けることができるのが優秀なマーケッターと言えるのではないでしょうか。

コミュニケーション力・調整力

またマーケッターはクライアントや社内の多くの事業部と共同でプロジェクトに関わることが多いのが特徴です。そういった際の事業部間の情報の共有や調整、会議でのファシリテートなどを任されることも多いでしょう。うまくプロジェクトを進めて行くための舵取り、調整力もマーケッターには求められます。

全体視点・経営者視点

マーケッターの仕事は「売れる仕組み」を作ることですが、忘れてはいけないのが全体視点・経営視点をもつということです。自分では筋のいい、面白い企画を作ったつもりでも企業の予算や組織力、能力など実現が可能で継続して行えるのかという点を外しては考えられません。腕のいいマーケッターはマーケティングと共に経営課題の抽出から改善も同時に行う施策を考えることができます。

webマーケッターに必要な能力と資質

webマーケッターには上記の能力・資質に加え以下のような能力も求められます。

web制作力

webマーケッターには売れる仕組みとしてのwebサイトやECサイト(販売サイト)の制作、顧客を流入させるための導線設計、SEO(ページ最適化)LPO(ランディングページ最適化)、web広告やfacebookやインスタグラムなどを使ったSNS広告の企画・運用などの知識、能力も必要になります。ただし制作などの一部のスキルに特化しているだけだと売れる仕組みの全体設計ができる訳ではないのでエンジニアなどと呼ばれます。

まとめ

マーケティングという言葉は広義で使われることが多いので、企業や個人によって担当する業務の割合は変わってきます。共通して言えることは「売れる仕組み」を作り、顧客・潜在顧客に対して、自社やクライアントの商品をいかに魅力的にみせ、購買意欲を掻き立て、購入や契約に繋げられるかということを考え、実行することが業務内容ということです。マーケッターへの就職を考えている方は目にする商品やサービスがどのような仕組みで構成されているのか、自分が実際購入する商品に対して何に魅力を感じて購入したのかなど普段から背景を意識していると自然とマーケッターに必要な要素・能力が高まって行くのではないでしょうか。

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