普通の女子大生だけど、ビジコンで勝てました。 デザインを武器に戦った、マイペース女子大生二人組の記録

消費者目線&プロダクトへのこだわりは捨てない

girling

他のチームがステージをフルに使ったプレゼンをしたのに比べ、うとえのプレゼンはシンプル。必要以上に演出はしないが、スライドの作り込みは相当なレベルだった。

羽田

なるほどね。でも準決勝から決勝まで一ヶ月ないし年末年始も挟んでました。かなり大変だったんじゃないですか?

安藤さん

うーん、まあそこはちゃんと切り替えながらですね。年末年始も特に返上してないです。

岩崎さん

クリスマスもしっかり遊びましたしね(笑)。

羽田

あら意外。じゃあ苦労したのは?

安藤さん

コーヒーを二人で飲みまくった時が苦しかった…。

羽田

コーヒー?

岩崎さん

私たち、決勝のプレゼンでプロダクトのモックを作っていったんです。水のペットボトルに私たちがデザインしたラベルを巻いたやつなんですが。で、私たちのイメージしてる形状のペットボトルがなかなかなくて。

安藤さん

ラベルは透明のフィルム買ってきてプリンターで出せたんですが、流石にペットボトル自体は作れないなあって。だから色んな形状のペットボトル飲料買ってきてフィルムを貼る事にしたんです。それで結果的に某クラフトコーヒーのペットボトルがぴったりとなったんですが、直前に二人で8本くらいコーヒーを飲んだのでキツかったです(笑)。

岩崎さん

でも頑張ってちゃんと飲みました。

羽田

捨てないでちゃんと飲むあたりが偉いですね(笑)。さてそんなこだわりで挑んだ決勝ですが、自信ってありました?

岩崎さん

うーん、まあ、ありましたね(笑)。でもめちゃくちゃ緊張しましたよ。

安藤さん

私たちだけ私服だった(笑)。でも逆に目立ってよかったと思ってますけど。

岩崎さん

私たちはとことん内容で勝負していこうって思って、私服で行くっていうのは決めてたんです。しかも、女子二人で、デザインで勝負してて、二人だけ私服ってインパクト出るかなって。博報堂のメンターの方にもびっくりされました(笑)。

安藤さん

その上で、「見た目とかプレゼン映えなんて気にしなくていいから二人らしさで行こうよ」って背中を押していただいて嬉しかったです。でもみんなプレゼン上手でしたね……。他のチームはみんなステージの中央で喋ってましたもんね。

羽田

確かに二人は演台から出ませんでしたね(笑)。

岩崎さん

プレゼン終わって質疑応答の時に場内でニコニコ生放送の視聴者からコメント流れるの見えるじゃないですか。で、その時に「話し方下手だな」とかってコメントが見えちゃって。「知ってるよー!」と思いながら必死に質疑対応してました。

羽田

(笑)。でも、いつも辛口の審査員がべた褒めしてました。「一本取られた」って、初めて聞きましたよ、インカレ審査員団からあの言葉。

岩崎さん

とりました!(笑)。

安藤さん

本当にありがたいですね。結構友達も生放送を見てくれてて、終わった後スマホ見たらたくさんの人からお祝いのメッセージ来てて、本当に嬉しかったです。

岩崎さん

大学のホームページでも取り上げられたし、研究室でゼミのみんなで見てくれてたみたいで、キャリアインカレは本当に反響が大きかったです。

羽田

いやいや、それはよかったです。さてでは食べ歩きツアーの話をちょっと聞きたいのですが(笑)。東京〜関西間で30食食べた中でのベスト5でも聞きましょうかね。

岩崎さん

え、そんなの記事になりますかね(笑)。ベスト5かー。難しいですね。

ーーーしばし二人で議論ーーー

発表!東京〜関西で美味しかった食べ物ベスト5

girling

ニコニコ視聴者賞、そして審査員による総合優勝のW受賞!

岩崎さん

お待たせしました。まず5位ですが、新橋で食べたむさしやというお店のオムライスです。つけ合わせのナポリタンもすごく美味しい。出発の時に最初に食べたんですが、いきなり衝撃でした。

安藤さん

私、こないだ夢に出て来ました。また食べたいって。

羽田

(笑)。 では4位は?

安藤さん

山本屋本店の味噌煮込みうどんですね。名古屋は名物色々ありますが、やはりここは外せません。私、愛知出身なんですが、自信もってお勧めします。

岩崎さん

で、3位も名古屋です。ツヅキというお店のコーヒーとパフェ。名古屋は本当に美味しいお店多い……。

羽田

コーヒー?

安藤さん

はい、コーヒーです。高いところから入れてくれるので有名で、インスタ映えするかなっていう理由で行ったんですけど、見た目だけじゃなくて味もめちゃくちゃ美味しかったんです。パフェも絶品でした。

girling

羽田

うおお、これは確かに……!さて、では2位!

岩崎さん

有名ですが、静岡のさわやかですね。ハンバーグ。

安藤さん

美味しかった……。今回の旅、在来線でひたすら移動してましたが、さわやかに行くためにだけはタクシー使いました。

羽田

では第一位!

岩崎さん

どれも甲乙つけがたかったですが、神戸にあるきむらやという明石焼き!たこ焼きに似た食べ物で、だしで食べるんです。

羽田

なんか、あれですね。高級料理とかじゃなくって、庶民的な名店ばかりですね。

安藤さん

ストイックな旅なので……。あんまりお金使いませんでした。だから賞金、結構余ってます。

岩崎さん

私たち、そんなに派手でもないですしマイペースなんです。

羽田

いや、それが魅力だと思います(笑)。さて色々お話聞いて来ましたが、これからお二人ってどうするんですか?

岩崎さん

二人とも院に進学する予定です。私はこのまま自分の大学の院に進んで引き続きデザインの勉強を。

安藤さん

私は外部の大学のデザイン科を受けようかと思っているのでちょっとまだ受かるか分かりませんが、まあマイペースで頑張ります。

羽田

二人ともデザインの道にそのまま進むんですね。将来はデザイナーになりたいんですか?

岩崎さん

デザインを活かせる仕事に就けたらと思っています。夏から留学に行くので、留学中に一旦視野を広げて考えてみます。

安藤さん

私もデザイナーかどうかはわからないですが、ずっとクリエイティブな仕事に関わっていきたいと思っていますね。

羽田

分かりました、ありがとうございます。では最後に、今年、キャリアインカレに参加しようか迷っている学生さんにメッセージをお願いします。

安藤さん

そうですね、ビジコンって言われるとなんか敷居が高そうに思われるかもしれませんが、私たちみたいな普通の大学生でも必死になってやれば結果は出てくるので、まずは気軽に挑戦してみて欲しいですね。

岩崎さん

先ほども言いましたが、やはりユーザー目線を忘れずに。全てのサービス、商品は人が使うもの。使いたいと思えるかどうか、そこを追求して欲しいなと思います。

羽田

分かりました。ありがとうございます。今後のご活躍に期待しています!

取材後記

キャリアインカレ2017決勝大会は波乱が起こっていたのを覚えている。各チームのプレゼンごとに、ニコニコ視聴者による投票が行われるのだが、全体的に辛口な評価が多かったのだ(後から聞いたが、控室で各チームからどよめきが起こっていたそうだ)。
そんな中、ラストで登場したうとえ。インタビュー中でも触れられていたとおり彼女たちは決してプレゼンは派手ではないものの、構成、ストーリーは練りに練りこまれていた。そして何よりアイデア自体が素直に「これ、欲しいな」と思えるものだった。そして優勝が彼女たちに決まったのも納得感のある結果だったといえる。
彼女たちのインタビューで僕も初めて知ったが、彼女たちは「ユーザー目線のデザイン思考」を徹底している。そしてそれは彼女たちの日常の学びと直結しているのだ。「私たちは頭もよくないし普通の学生だからこそ、普通の学生の気持ちがわかる」という言葉にはハッとさせられた。
派手ではないが純粋に日々の学業から学びを得ているうとえが制したキャリアインカレ。
キャリアインカレはニコニコ公式生放送で1万4千人が目撃し、日経新聞でも報道され、露出度も高い。これからのキャリアインカレがどんな学生を発見し、世界に紹介するのか、今から楽しみだ。

書類審査時審査時スライドデータ

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プレゼン動画審査時スライドデータ

準決勝時スライドデータ

決勝時スライドデータ

うとえ決勝プレゼン動画(ノーカット版)

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