キャリア甲子園2017優勝チームインタビュー (豊島岡女子学園 Girling)


企業からのフィードバックで決勝戦直前にスライドを全部作り変える

girling

決勝直前にTBSラジオと綿密な打ち合わせを行った様子。この結果、スライドを全て作り変えたという。

羽田

え、全部?

もか

期末試験とかあったので決勝に向けてスパートかけられたのが本当に決勝直前で・・・。準決勝までのスライドをちょっと直すくらいかなと思っていたらTBSラジオさんからフィードバックいただいて、これじゃ絶対ダメだって気づいて。

あやな

間に合うのか……?って思いましたけど、何とかうまく行ってよかったです。

ゆうな

泊りがけで合宿して集中して一気にやりました。大変だったけど、楽しかったです。

ゆいこ

やっぱり聞き手に伝わる事を追求していくと終わりがありませんね。

羽田

そうですね、キャリア甲子園の難しいポイントは準決勝と決勝で戦い方が完全に変わるところなんです。準決勝まではテーマ出題企業向けの提案。皆さんで言えばTBSラジオ相手だからラジオ業界の現状とかは当然TBSラジオは知っている。でも決勝大会の審査員は皆さん一流とはいえラジオのことはそこまで知らないかもしれない。画面の向こうの視聴者も同じ。その違いをどうクリアして行くのが大きな関門なんです。

あやな

そうですね、そういう意味でもTBSラジオさんやBBT大学さんからのフィードバックはすごくありがたかった。私たちだけじゃあそこまではできなかったと思っています。

羽田

でもスライドとかすごく見やすかったし、直前に作り替えた成果は出てましたね!

ゆいこ

私たちの提案は高校生向けのアプリだったんですけど、それをどうわかりやすく伝えるかが難しかったですね。映像を作って、アプリの一部分を動かしたんですけど。

羽田

誰かプログラミング出来るんですか?

もか

出来るってほどじゃないけど、一応習ってます。

ゆうな

出来るって言っちゃいなよ。

羽田

理系?

もか

あ、私たちは全員理系です。

羽田

おおそうなのか。ちなみに……決勝大会って7チーム中、3チームが豊島岡女子学園だったわけですが、そこは何か意識しましたか?

あやな

驚きましたね(笑)。女子ばかりなのも驚きですが、私たちの高校がこんなに残るなんて、と。

ゆいこ

でも変に意識はしませんでした。自分たちのプレゼンのクオリティをあげていくことで精一杯。あやな、インフルで倒れてた時期とかあったしね(笑)。

羽田

あ、そうだったんですね!

あやな

ほんとごめん! でもみんなでやってくれて本当にありがたかった……!

羽田

やっぱり甲子園の決勝まで勝ち進むチームはチームワークがいいなと思うことが多いんですが、皆さん、途中仲間割れとかしなかったんですか? 去年優勝の「米ット。」は途中で空中分解しそうになったようでしたが……。

ゆいこ

いや、結構しましたよ。

もか

うん、行き詰まった時とかギスギスしたり……。でもなんとか繋ぎ止めて。

あやな

もかが凄く繋ぎ止めてくれたよね。

ゆうな

え……仲間割れ……? したっけ……?

あやなゆうなゆいこもか

(笑)。

ゆいこ

うちはゆうなという強力なニコニコ係がいますからね。ちょっと場の空気が悪くなってもニコニコしてる人がいるから癒されちゃう。

ゆうな

わたし、気づいてないのかな(笑)。でもそれでチームがうまく行ったならよかったです(笑)。

キャリア甲子園を終えて感じたこと

girling

決勝戦では時間配分を間違え、焦ったという。それだけに視聴者投票で満点の5点をとれた時は喜びを隠せなかった。

羽田

さて、では最後にキャリア甲子園を終えてどんな事を思ったのか教えていただけますか?

ゆいこ

そうですね、私は結構飽き性な性格で途中で正直めんどくさいなと思ったことも何度もありました。でもこんなに集中して取り組んだのは受験以来でした。高2になる前に経験できてよかったと本当に思っています。すごく自信がつきましたし。

もか

うん、めんどくさくなることもたくさんあったね(笑)。でも日々の勉強や部活では身につけることが難しい能力を高校一年生で得ることができたのは本当に大きいと思います。将来に役立つかどうかはまだわからないけど、勝っていくごとに自分の自信に絶対になるから。

あやな

だよね、正直私もめんどくさいなーって思ったこともあったけど、なんだかんだ実は楽しかった。ビジネスアイデア考えろって言われても当然最初は何をどう考えていいかわからないんですよ。でもみんなで調査したり話し合ったりしているうちにだんだん形ができて行く。何もないところから生まれて行く過程とか、うまくいかなかったことがうまく行くようになって行くのは、ただただ単純に楽しい。

羽田

そんなにめんどくさかったのか(笑)。でも、どうしてそんなに頑張れたんですか? キャリア甲子園って、途中で脱落しちゃうチームもすごく多いんですけど。

ゆいこ

そりゃ勿論、投げ出すのは悔しいからですよ。準決勝も決勝も「負けたらこれまでの努力が全部無駄になる」って思って絶対勝ってやると思ってました。キャリア甲子園、勿論得るものはたくさんあるんだけど、自分たちが頑張ってやってきたからこそ結果は出したかった。

あやな

そうだよね、大人とかえらい人は「努力は無駄にならない」とかっていうけど、そんなことない。勝つぞ! と

ゆうな

私はただただ単純に面白かったんですけど、タイムマネジメントについては鍛えられた気がしますね。毎回毎回間に合うかどうかという瀬戸際で頑張ってました。

あやな

うん、本当に楽しかったね。何も考えずに何かに集中して取り組んだのは本当に久々で。そんな経験はなかなかできないなって思っています。

ゆいこ

私が思ったのは、努力ってするだけものになるんだなって事です。その時は意味がないと思ってた事でも、後からすごく意味を持って返ってきたり。無駄なことはなくて、全て積み上がって行く。

ゆうな

キャリア甲子園、シンプルに楽しいから、とりあえずやってみて欲しいなと思いますね。いい思い出にして欲しいなと。

ゆいこ

わたし、プレゼンの仕方や誰かに何かを伝える力は本当に身についたと思います。私はあがり症なのでプレゼンなんて本当は苦手意識があるんですけど、キャリア甲子園で相当鍛えられました。

ゆうな

あと、チームにニコニコ係は必要ですよ!

あやなゆうなゆいこもか

(笑)。

ゆいこ

それは本当にそう!やっぱりチームで集まってやったほうがいいと思いますよ。テレビ電話もいいけど、直接会って話す機会は多いほうがいいと思ってます。仲の良さなら私たちはどこにも負けない自信がありました!

羽田

わかりました!今日はありがとうございました!今後の活躍、期待してます!

取材後記

キャリア甲子園2017のテーマを「MY REVOLLUTION!!」にしたのは理由があった。それは、2016年度大会のテーマが「2021年のビジネス」という未来を舞台にしたプレゼンだった為、どうしても当事者意識のない客観的なプレゼンになってしまったからだ。
*2016年度優勝の「米ット。」はその中でも当事者意識をもって追及していた点が評価された。

今回、優勝したGirlingも、インタビュー記事内でも触れている通り、ポイントは「自分たちだったら」という感覚だろう。チーム名のとおり、等身大の女の子たちの価値観をどう社会的な変革にスケールアップしていくか。そのバランスが見事だった。
チーム名は友達が偶然つけたということだが、しっかりとチームのコンセプトを体現していたのではないだろうか。

いよいよ始まるキャリア甲子園2018。今年はどんな高校生が頂点に輝くのか。今から楽しみだ。

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