慶應義塾大学 さよならモラトリアムサブリーダー
牧村一穂

さよモラ

2018年3月28日に開催されたMFC大学園祭。会場内に設置されたメインステージでは、あらゆる日本一に輝いた大学生達がパフォーマンスを繰り広げた。そんなメインステージで学生パフォーマー大トリを務めたのは、「さよならモラトリアム」。慶應義塾大学の学生で結成され、ユニドルの新人王戦で日本一に輝いた実績を持っている。
巨大ステージで披露した彼女達のパフォーマンスは圧巻のふた文字。完全に学生レベルを超えたグループに興味を持ち、サブリーダーを務めている牧村さんに取材を申し込んだ。
ステージ上のキラキラした彼女からは想像がつかない骨太インタビューをお届け!

*取材内容は2018年4月時点のものです。
(取材/執筆:羽田啓一郎)

登場人物

かずほ牧村一穂
慶應義塾大学 看護医療学部 2年生。「さよならモラトリアム」サブリーダー。好きなアイドルは元AKB48の高橋みなみ。座右の銘は「努力は必ず報われる」。牧村さん個人のtwitterはこちら

羽田羽田啓一郎
マイナビ所属。MY FUTURE CAMPUS責任者。好きなアイドルは元モーニング娘。の吉澤ひとみ。座右の銘は「諸行無常」。

学生アイドル事情。ユニドルって何?

羽田

こんにちは、先日は大学園祭に協力いただきありがとうございました!

かずほ

こちらこそ! 楽しかったです!

羽田

今日はさよならモラトリアム(以下さよモラ)の事や牧村さんの事を色々伺いたいと思ってます。さよモラのサブリーダーを務めてらっしゃるんですよね? まず、なんでさよモラに入ったのか教えてください。

かずほ

そうですね。私はもともとアイドルオタクで、大学に入ったらユニドルの活動をしたい思っていたんです。

羽田

アイドルオタクだったんですか(笑)。

かずほ

はい(ニッコリ)。小学四年の時から大好きで、お小遣いとか全部CDやライブ代に消えていってる位に大好きです!! もともと看護の勉強したいと思ってて、高校で進路を選ぶ時に看護が学べる大学でユニドルの活動がある大学探してたんです。それで慶應ってそれまでユニドルに出ているチームがなかったので最初は考えてなかったんですが、私が高校三年生の時にさよモラが出来てすごくファンになって、「さよモラに入りたい!」と思って慶應に進学したんです。

羽田

なんと! さよモラに入るために慶應に入ったんですか!

かずほ

そうなんです。だから入学してからすぐにさよモラの新歓に参加してオーディション受けて、合格させていただいて、それからずっと活動してます。

羽田

えっと、まずそもそもなんですがユニドルって大学生のアイドルグループって理解で合ってますか? 地下アイドルとは違う?

かずほ

そうですね、地下アイドルと呼ばれているグループはオリジナルの曲を持っていますがメジャーデビューはしていないアイドルグループの事を指します。一方さよモラはオリジナルではなくてコピーダンスをする大学生グループ、という言い方が一番適切かもしれません。ただ大学生のグループにもいくつか種類があって。私たちさよならモラトリアムは大会で優勝することを目的として結成されたグループなんです。

羽田

大会?

かずほ

ユニドルっていう大会があるんです。ダンスの上手さやアイドルとしての魅力を競う全国大会がありまして。ファンの人気投票だけじゃなくて芸能関係の方々が審査員を務めていたりもして本格的な競技大会です。ただ単に明るくニコニコとダンスをしているだけでは勝てない。腕の角度とか各メンバーの立ち位置とか、ダンスとしての完成度も見られている。勿論アイドルですからファンに対してどう魅せるかも重要。練習に練習を重ねてアイドルグループとしての完成度をメンバー全員で極めて行く感じですね。

羽田

ほお…もう、競技なんですね。

かずほ

はい。だからハードなんです。やっぱり「競技に勝つ」事を目指すのと、ダンスやアイドル活動を純粋に楽しむのとは全然違いますから。

羽田

ノリは体育会ですね。練習とかもハードなんですか?

意外と骨太!ハードな環境で鍛え上げられるプロ根性

彼女が青春を捧げるさよならモラトリアム。ノリは完全に体育会系だ!

かずほ

そうですね。さよモラのメンバーは他のサークルや団体と掛け持ちしてる人も多いので、みんなで練習できるのが夜からになったりもします。夜の21時位に集まって朝の7時まで深夜練することもしょっちゅうあります。私は湘南藤沢キャンパスですが他のメンバーは日吉なので、私は移動も大変で…!

羽田

え…!

かずほ

もちろんみんな学生ですから、7時に練習終えてそのまま1限で授業、とかもあります。私たちの場合は運営スタッフはいないので自分たちでパフォーマンスもしますけど衣装決めやダンスの振り付け、演出といったプロデュースは勿論、会計や出演のマネジメントなどの事務的な仕事も自分たちでやります。だから「キラキラした活動したい」というだけの人はちょっと続かないですね。

羽田

ほお…。でも「さよならモラトリアム」って、いい名前ですよね。大学生ならではというか。

かずほ

ありがとうございます! さっきもお話しした通り、私たちはさよモラだけじゃなくて他の活動を一生懸命頑張ってるメンバーも多くて、一人一人の個性が立ってるとよく評価いただくんです。私たち大学生はモラトリアム期間とかよく言われますけど、さよモラメンバーもみんなそれぞれ何かを目指してもがいてて。だからメンバーの個性が強いと言って頂けるんだと思います。まだ結成3年目で大学卒業した人はいないので、メンバー全員がまだモラトリアムです(笑)。

羽田

(笑)。でもモラトリアムって聞くと言葉のニュアンスとしては何と無くゆるい印象受けますが、さっきの話を聞く限り相当ハードですよね。どうしてそこまで頑張れるんですか?

かずほ

うーん、私の場合はもともとさよモラのファンだったので、さよモラをもっと盛り上げたいし、ずっと続いていくグループにしたいっていうのが大きいですね。あとはやはり、私はアイドルという概念が好きだし、さよモラの活動を通してアイドルの魅力をもっと沢山の人に知ってもらいたいって思っています。例えばアイドルに興味ない私の友達も私のライブに来てくれて「あの曲いいね」ってなって私たちがコピーした曲を買ってくれたりして。そういうのがすごく嬉しいですね。

羽田

ライブ中ってどんな事考えてるんですか? 立ち位置とか振り付けとか結構複雑そうですが、集中してる感じですか? 僕、ダンスってした事ないから想像もつかないんですが。

かずほ

いや、ライブ中はもうとにかく楽しんでますよ。振り付けとかはもう体に染み付いてるので、特に意識する事なく自然に体が反応してるから意外とライブ中はそういうの考えないです。逆にいえば、意識しなくても体が動くくらい、練習を積んでるって事ですね。

羽田

ほー… プロだ!

かずほ

そうですね、自分たちが楽しむだけの活動では勿論ないので、お客さんに最高の時間を過ごしてもらうってことは徹底的に意識しています。実はMFC大学園祭の時、予定していなかった曲が流れちゃったんです。リハの時は問題なかったんですが、本番で突然違う曲が流れちゃって。

羽田

え! それはきっとこちら側のミスですね…。失礼しました!

かずほ

いえいえ。でもそれでもメンバー全員慌てる事なく、すぐに反応してきっちりパフォーマンスしました。ライブを途中で中断したらお客さんも盛り下がっちゃいますからね。

羽田

イヤー… 正直、学生のサークル活動の一環位に思ってましたが、全然違いますね…。

かずほ

ちゃらそうとか言われますが、意外と真剣に覚悟決めてやってます(ニッコリ)。


※骨太な牧村さんの夢は!? 続きは次のページへ

PAGE TOP