【静岡県小山町プロジェクト】土木建築業界に頼られる存在、建機リース・レンタルのサトーという会社。

東名大井松田インターのほど近く、神奈川県山北町というところにある「サトー」という会社は、中堅の建機リース・レンタル事業者だ。土木建築というと現場はよく目にするものでありながらも、仕事場としてリアルな情報を知る機会がない世界。今回は「実際のところ」をテーマに踏み込んだインタビューをさせていただきました。

登場人物

向笠さん向笠拓実さん
サトーに入社して2年目の向笠さん(25歳)。東京の大学に進学したが、就職は地元とのこだわりからサトーへ入社。地元小田原から逗子の中高、そして都内の大学へと長時間の通学を永らくしていたが、いまはそのストレスから解放され、うれしいとのこと。営業として数々の案件を手掛ける若手筆頭の営業マン。近い将来会社を盛り立てる存在として会社からの期待も高い存在。

あおのあおの
MY FUTURE CAMPUS学生スタッフ 現在大学4年生。
学生として卒論に追われつつもインターンに勤しむ。休日は未だにサークルに行きサッカーボールを追いかけるなどThe サッカー少年。

建機リースを一気通貫。サトーとは信用を脈々と紡いできた会社。

01

あおの

びっくりしました!! すごい数の重機ですね。

向笠さん

ですよね! 初めて来られた方はみなさん驚きます。
これだけたくさん重機が並んでいるとなかなか壮観ですよね。

あおの

はい。では今日はよろしくお願いします。
それではまず「株式会社サトー」についてご紹介いただけますか。

向笠さん

はい。私たちサトーはここ神奈川県山北町にある建機のリース・レンタル事業者です。建機の貸し出しから回送(現場までお持ちすること)、修理、点検さらには中古機販売をやっています。そのほかにも仮設のレンタル、さらに老人ホーム向けのレンタルを行う福祉事業もやっています。

あおの

小山町もちかいんですよね。

向笠さん

お隣さんですよね。県境ですので県は違いますが車で10分程度ですかね。

あおの

会社はどういう組織体制なんですか。

向笠さん

建機レンタルに限定してご紹介すると「フロント」「サービス」「営業」「回送」に分けられます。

向笠さん

「フロント」はお客様からのお問い合わせに対応するのが役割です。オーダーが自社で保有している建機に限らないケースもありますのでその場合は外部事業者との調整を行います。そしていただいたオーダーにあわせ建機をご提供できる状態に準備調整するのが「サービス」。建機に関する深い知識とメンテナンス技術が問われる仕事です。そして私が属す「営業」は取引先にお伺いしご相談にお応えすることと、新しいお取引を生み出すためのセールスを行っています。「回送」は特殊車両を現場までお届けするドライビングのプロ集団ですね。

あおの

なるほど。では向笠さんが所属する営業の仕事についてもう少し詳しく教えていただけますか。

向笠さん

営業は新規のお客様の開拓。既存のお客様のサポートが仕事です。

01

あおの

新規の開拓って大変そうだなと思ってしまうのですが……。

向笠さん

確かに、決して容易ではないですよ。でもうれしいのは「あぁサトーさんね」といっていただくことが結構あることです。

あおの

と、いうと?

向笠さん

先輩たちが丁寧な仕事をしてきてくれたおかげで、土木建設の事業者間で「サトーいいよ」って口コミが広がっているんですよ。もちろんまったくご存じないお客様のケースもありますけど「なんでいままで来なかったの」といわれることもあり、そういうときには、期待を感じます。

あおの

会社を知ってくれているっていうのはうれしいですね。

向笠さん

ええ。歴代の営業の人たちがきちんと仕事をしてきたからそういう機会が自分に廻ってきていると思う。そう思うと私もしっかり仕事をしなければとも思いますね。そして私もそう思われる存在にならなければとも思います。
私たちのような中堅企業にとってお客様からの評価はすごく大切なことでもありますしね。

あおの

御社を利用してくださったお客様のリアルな評価ですね。
ほかにも御社らしい特長だと思うことはありますか。

向笠さん

自社で回送を担っているというのも一つの個性ですね。事業者によっては効率化を重視して回送を切り離しているところもあるのですが、うちは一気通貫、自社で手配からお届けまでを行っています。これにより急なオーダーにも対応できるんです。急なオーダーとはお客様が困っているときということですよね。そういうときに貢献できると大変喜んでいただけますし、私たちもうれしいし誇らしい気持ちにもなります。

就職は社長の人柄に惚れて、選択。

あおの

では、続いて向笠さんがなぜサトーに入社したのかについても伺えますか。

向笠さん

入社動機ですね。
単刀直入に言うのならば「勘」です(笑)。私は小田原出身なんですね。学生時代は地元のレストランでずっとアルバイトをしていたんですが、そこに常連のお客様としてうちの社長が来ていたんです。そしてどういうわけかそこで社長が私のことを「あの子はいいね」といってくださっているという話を聞いたのがこの会社との出会いです。

あおの

スカウトされたということですか?

01

向笠さん

そうですね。当時まだ就職について考え出す前だったんです。漠然と地元で働けたらいいなという思いは持っていたのですが、それ以外は深く考えていないタイミングでした。

向笠さん

それ以来社長がお店に来られるたびにお話しするようになったんです。その中で社長の人柄に素直に素敵だなと思える部分があったのと、社長から「就職は重大な決断かもしれないけれど、うちじゃないとしてもフィーリングも大切にして選んだ方がいいわよ」といわれて、こういう人の会社ってどういう感じなんだろうという興味から面接に来ました。

あおの

そして入社された。入ってみてどうでしたか。

向笠さん

面接に来た時点では社長しか知らない。つまり社長越しに会社を勝手にイメージしていたのですが会社は想像通りでした。私にとってフィーリングの合う会社だと思えたので入社しました。いま思っても決して間違っていなかったと思っていますよ。

あおの

地元で働きたいという思いともリンクしたということですよね。

向笠さん

小田原では大きなお祭りでおみこしを担ぐくらい地域の活動にも関わっています。地元のことはすごく好きですし、地元でじっくり腰を据えて過ごしていきたいとも思っていたのでありがたい出会いだったと思います。

03

あおの

入社され2年がすぎました。いま、仕事をしていて感じる難しさと面白さを伺えますか。

向笠さん

お客様からいただく要求に応えきれたときがやりがいであり、うまくお応えしきれないときが難しいと感じるときですね。
上でも話しましたが、私たちの仕事はいかにお客様の緊急事態に対応できるかが勝負です。できる限りお客様に応えられるようにするためには、同業のパートナーを見つけることも大切。ただ見つけるだけでなく、そういうタイミングで快く助け合えるような関係を作れる人間であることが大切なんです。
いまはまだお客様からいただくすべてのケースにお応えしきれるわけではないですが、どんな要求にもお応えできるような人間になることが目指すべき将来像ですね。

頭だけではだめ、体も心も使って全身で臨む仕事。

あおの

土木建築の世界ってよく目にはするものの、職場としてはあまりイメージがない。おそらく多くの学生がそうだと思うので、業界についても少し教えていただけますか。

向笠さん

なるほど。ちなみにあおのさん土木建築といわれてどんなイメージですか?

あおの

……怖そうです。

向笠さん

ですよね。僕もそうでした。そしてそれは当たっているし当たっていないですね。

向笠さん

土木や建築の現場って心と体を使ってする仕事なんです。我々の業界は危険が伴うこともある世界です。ですから安全に仕事ができなければいけない。命にかかわる職場という意味で厳しいことをいわれることももちろんあります。でも一方で命にかかわる世界だからこそ人情味があるというか感情の行き来がある。人と人との付き合いが仕事を生み出す世界だったりもします。

あおの

外から見ているとそこまではわからないですね。

向笠さん

おそらくこの部分についてはどれだけ話しても中に入ってみないとなかなかうまく伝わらないだろうとは思います。でも、頭を使うだけの仕事ではないということです。もちろん商社の方やメーカーの方々と仕事をするときには頭も使いますが、心も、体も使う、それが必要な仕事。それが我々の世界だと思ってもらえると、またちがう見え方になるかもしれませんね。

03

取材後記

あおの

「THE土木建築」という世界の会社を取材させていただいたのは初めてでした。「頭だけではだめ。心も体も使う仕事」という向笠さんの話が一番印象的でした。いまの時代オンとオフとか仕事の付き合いとプライベートみたいにさまざまなことを分割して考えるのが普通ですが、それってむしろ不健全かもしれないなと思いました。少なくともサトーさんやサトーさんに関わる関係者の間には、そんな妙な線はなく、人と人の自然な関係がある。それが普通、その方が人間らしいよね、すがすがしいよねとあらためて感じる取材でした。

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