【海外インターンシップ @ ベトナム】vol.3「新卒で海外就職する道とは?」ベトナムでインターンしている学生が現地就職についてインタビュー!



Xin Chao(シンチャオ)!学生ライターのことねです。みなさんは、日本ではなく、海外で就職活動する道を考えたことはありますか?

今回は、新卒で海外就職後、現地で起業なされている方に、新卒の現地就職についてインタビューしました。現地就職のメリット・デメリットやキャリアパスなどについてお話いただいたので、海外で仕事をしたいと考えている方、ぜひ読んでみてくださいね!

<プロフィール>
室井匡人さん
海外在住5年目。大学時代にベトナム、ミャンマーでインターンを経験。大学卒業後、新卒でベトナム現地の人材紹介会社に就職。その後、独立し2015年に人材紹介会社平衡舎を立ち上げる。法人営業と求職者の方への海外就職・転職相談に従事。

(*こちらの記事は全て2017年9月時点のものです。)

なぜ新卒で海外就職?海外インターンから現地就職、起業を通じて得たものは?

-まず、ベトナムで就職したきっかけを教えてください。

大学時代にベトナム・ミャンマーでのインターンシップを経験して、新興国の変わっていく姿とそこで働く日本人のエネルギッシュさに、触発されたのがきっかけです。その経験を通じて、新興国で働きたいなと考え始め、ベトナムでインターンシップをしていた会社に就職することになりました。

-室井さんは、学生時代、日本での就職活動は全く視野に入れていなかったのでしょうか?

ベトナムのインターンから帰国後、日本で就職活動した時期もありました。しかし、WEBテストやSPIなどに時間を費やすのではなく、海外で経験を積みたいと考え、ミャンマーにインターンシップに行くことを選択しました。

―経験のない新卒が海外で仕事を探すのはとても大変そうなのですが…現地では、どのように仕事を探すのですか?

私自身は、もともとインターンしていた会社に就職しました。現在は、私の会社「平衡舎」のように、日本人の現地就職をサポートする人材会社で新卒の就職相談を請け負っているところがあります。そのような会社を通じて、就職先を見つける方法もあります。

-現地で働いている中で大変だったことはありますか?

ベトナムに来た当初は、友人が会社の同僚1人しかおらず、新卒で仕事においても分からないことだらけ…教えてくれる人が少ないという状況や、生活面でも、現地の方とのコミュニケーションがとれない、生活に体がついていかないなど、日本に帰りたくなったこともありました。

-大変なことを挙げるときりがなさそうです…(笑)。それでも、ベトナムで仕事をしていてよかったと思う点はどこですか?

今の自分があることと、人との出会いです。今の仕事は、自分が大切にしている「困っている人を助けたい」という価値観の下、自分の裁量を使って人を助けることができ、非常にやりがいを感じています。ベトナムでの人とのつながりも、自分の人生において非常に影響されることが多く、貴重な出会いに恵まれています。

「新卒での海外就職はいばらの道といわれるけれど…。それでもお勧めする理由とは?」

-室井さんが考える海外就職のおすすめするポイントはありますか?

海外就職をおすすめするポイントは、「働く国・都市を選べる」、「日本では出会えない人に会える」、「新卒で実務経験が積める」の3つです。

-働く国・都市を選べるのは盲点でした!

日本で就職して、駐在員として海外で働くケースは、国・タイミングを自分の希望通りに選べる可能性は極めて少ないですよね。一方で、現地採用スタッフであれば、自分の働きたい国・都市を中心に仕事を探すことができる利点があります。

-日本では出会えない人に会えるということですが、具体的にはどのような人に会えますか?

私の経験上の話でもあるのですが、ちょっとした飲み会で、超大手起業の経営幹部や中小企業の社長が隣に座っていることも多くあります。日本ではない、海外にいるという共通点だけで、強いつながりを感じて、深い人生談を聞かせていただいたり、自分の悩みに対するアドバイスをいただけたりします。私自身、このような出会いで救われたことが何度もあります。日本であると、利害関係を重視した人間関係が構築されることが多いですが、海外では業界問わず、あらゆる分野の人と出会えるのがメリットだと思います。

-新卒で実務経験が積めるとはどういうことでしょう?

新興国にある日系企業は規模が小さく、一人ひとりの裁量権が大きいことが特徴です。新卒であっても、営業、経理、現地スタッフのマネジメントなどの仕事を要求されることもあります。その上、直属の上司が社長だったり、日本で一流の経営幹部だったりすることもあります。若いうちから実務経験を積んで、いろいろ吸収したいという方にはおすすめポイントです。

「海外で就職したらどのようなキャリアパスを積む人がいるのか?」

―現地就職後のキャリアパスについても知りたいのですが、現地採用スタッフの方はどんなキャリアを積んでいるのですか?

キャリアパスは人それぞれであり、現地の会社で昇進する方、本社採用として昇進する方、欧米など外資系に転職する方、私のように起業される方など、さまざまな道があります。最近、海外で経験を積んだ人を重役として採用したいという起業も増えてきており、日本に帰国し活躍する人もいます。

-日本人の現地採用スタッフを募集する企業はどのような人材を求めているのでしょうか?

企業は、自分で状況を判断し、自ら行動をとれる主体性のある人を求めています。前述した通り、規模の小さい会社では、一人当たりの仕事の量がどんどん増えるため、それに対応するスピード感、自ら動ける力を問われます。

-室井さんご自身の経験も踏まえて、海外就職に向いている人はどういう人だとお考えですか?

海外で働くことについては、自分の軸と視野の広さが必要です。前述した通り、海外で働く際、くじけそうになるときがやってきます。そんな時に、こんな自分でありたいという軸を持っていると強いと思います。さらに、海外では、日本の常識はもちろん通じませんし、想定外のことだらけです。自分の固定概念に縛られずに広い視野を持てる人は、現地での生活に適応し、様々な仕事を通じて自分の可能性にも気づくことができ、海外で働くことに向いていると思います。

取材後記

冒頭でも述べましたが、ホーチミンに来て、現地採用スタッフとして働く日本人の方の多さに驚いたのと、20代のうちから、会社の現地スタッフを統括するマネジャーとして活躍されている方や、独立し起業されている方のエネルギッシュさに圧倒されています。私自身も、若いうちから海外で働きたいという想いはあるので、現地就職についてお聞きすることができて、新たなキャリア観を知ることができました!
今回、インタビューにご協力いただいた、室井さん、本当にありがとうございました!私と同じように、海外で働きたいという学生が多い一方で、現地就職という選択肢があることを知らない学生もいると思うので、情報共有できたらと思います!では、またベトナムから失礼いたしました!Hen gap lai (ヘン ガップ ライ)!!

(取材/執筆:いしいことね)
元MFCスタッフ。現在、ベトナムホーチミンでインターン中。
ベトナム生活で痩せるだろうという期待と裏腹に、ベトナム料理がおいしすぎて太りぎみ。
休日は、マッチョなベトナム人に囲まれてジムに通っている大学4年生(休学中)。

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