理系学生が公務員を志望するその心とは? in 内閣官房内閣人事局



こんにちは! 学生スタッフのあおのです!
今日は、内閣人事局のオフィスにお邪魔してきました!
昨年にも理系職員で技官の方へ私がインタビューしましたが、今回は理系学部から事務官として内閣府に入省した方へインタビューを実施しました! 将来に悩む理系学生におすすめの記事です!

登場人物

魚井さん内閣府所属 沖縄政策担当。参事官補佐として沖縄政策の企画の調整を行っている方。在学中の研究テーマはトラックの荷捌きスペースの最適化について。取材時のかりゆしウェアが印象的であった。

あおの現在大学4年生。MFC学生スタッフとして勤務2年目。かりゆしウェアを着ようものなら、その出身だと思われるほどに肌が黒い。現在の研究テーマはチョコレートとカカオ豆。

京都で開催された国際会議が、道しるべに

内閣人事局

あおの

よ、よ、よろしくお願いします!

魚井さん

そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。私も学生時代は音楽サークルに没頭しているような普通の理系学生でした(笑)。

あおの

僕も理系なんですが、どうして公務員を目指すようになったのでしょうか? 理系学生の進路先としては、公務員というよりも一般企業のイメージが強いのですが……。

魚井さん

学生時代に地元の京都でCOP(国連気候変動枠組条約締約国会議)が開催されたんですよ。そこで初めて行政分野への興味を持ちました。

あおの

「京都議定書」が合意された時の会議ですよね!

魚井さん

そうです。それに2001年からは構造改革がスタートし、事業見直し・省庁再編が行われる中で、さらにその分野への興味関心が高まっていきました。

あおの

時代性ですね! でも、民間企業でもこうした行政分野に携われる機会はありますよね。どうしてあえて公務員への道を選んだんですか?

魚井さん

民間企業への就職ももちろん検討したのですが、自分のやりたいこと、自分の問題意識に一番近いことが結局公務員にあったんです。

あおの

具体的にはどういう部分でしょう?

魚井さん

私の学生時代の研究が『人々の生活に密着し、課題解決を通じて生活がよくなるのが見える』といったものだったので、仕事でもそれを実現したいというところですね。

あおの

理系の視点でもう一つ質問させてください。なぜ専門分野が活かせる技官ではなく、事務官になろうと思ったのでしょうか? 理系からだと大変そうというイメージがありますが……。

魚井さん

確かに技官は専門分野をダイレクトに活かせます。しかし、私は学生時代の勉強をベースに幅広くチャレンジしたいという思いがあり、事務官を志望しました。国家公務員試験の試験区分が理系区分・文系区分に関わらず事務官として採用している省庁も多いです。なので、理系だから険しいということはないですよ。

あおの

そうなんですか!?

魚井さん

もちろんです。事務官の仕事でも、論理的に考えることや提案する政策の証拠となるデータの収集は、理系の素質が活かされる部分ですし。

多様な分野を担当した15年間を通じて視えた、公務員像

内閣人事局

あおの

理系には苦手知識のある法律の知識も、入るときに必須なのかなと思ってるのですが……実際はどうなんですか?

魚井さん

法律の知識は、入省するまで触れたことはありませんでした。法律や経済など文系の知識も、仕事をしながら必要に応じて勉強すれば十分間に合いますよ。空き時間に六法で勉強したり。

あおの

空き時間に六法ですか……すごいですね! 法律の知識が必要になったのは、どんな仕事がきっかけなんですか?

魚井さん

公益法人の改革を実施していた時ですね。このときに強く法律の必要性を感じたのが、自主的に勉強したきっかけです。そのほかに政府広報室や警察への出向も経験しました。

あおの

警察に出向!? 担当分野が数年ごとに変化するんですね。みなさん、このようなキャリアパスを歩むのでしょうか。

魚井さん

そうですね。大体2年ほどで役職が変わっていきます。色々な部局を経験し、各方面の意見・考えを聞くことで、分野を広げることを大切にしていると思います。

あおの

なるほど。一分野の専門家になるのではなく、幅広い分野を網羅することを求められているのでしょうか?

魚井さん

やはり事務官はゼネラリストとしてのキャリアパスを追う人が多いですし、様々な部局の素養がないといけないのだと思います。

あおの

いろんな分野を経験する中で、学生時代に思っていたイメージと違う部分はありましたか?

魚井さん

未だ“お役所の非効率さ”が残っていることですかね。意思決定には時間がかかりますし、待機時間が長引くこともあります。ですが、最近では「働き方改革」が実施されるなど改善への動きを見せています。

「理系だから事務官は違う」というのは思い込み。

内閣人事局

あおの

公務員に対して、世間一般では「お堅い」「国家奉仕精神旺盛」といったイメージを持っている人もいますが、実態はどうでしょう?

魚井さん

そこまで偏った人ばかりではないですよ(笑)。特に省庁再編以降に入った若い人たちはやりたいことができる役所に入り、そこで自由に仕事をしています。世代交代と同時に世間のイメージもこれから変わっていくのではないでしょうか。

あおの

逆に、想像通りだったことはありますか?

魚井さん

国の政策立案の中心にいる感覚は想像していた通りでしたし、学生のときからやりたかったことでしたね。自分が携わった政策が翌朝の新聞の一面に載る経験は、他業種ではなかなかできないですね。

あおの

確かに! こうした経験を経て、魚井さんの中での変化ってありますか?

魚井さん

1番は、知識や企画の調整能力が増えたと思いますね。ただ一方で、入省当初のスポンジのような学びの意欲が減少している気がしています。その初心は忘れずにいたいと改めて思っています。

あおの

それでは最後に学生へのメッセージをお願いします。

魚井さん

自分が理系・文系であるということに拘らないでほしいです。特に「理系だから事務官は向かない」といって、自ら将来の道を閉ざさないでほしいです。社会人生活は学生生活よりずっと長いです。その中で自分の突き詰めたい道を探していく。それは、学生時代中に見つけるのではなくて、社会人になってからキャリアパスとして見つけても良いんです。今までやってきたことだけでなく、未来の自分の可能性を信じてください!

取材後記

内閣人事局

あおの

魚井さんも私たちとさして変わらない学生生活を送っていましたが、ふとしたきっかけで公務員を目指しています。「理系だから研究職に就くのが定石だ」という考えを持つ人は結構多いですが、こうした定石に縛られず、可能性を見出すことの大切さを説いてくれたインタビューでした。
みなさんもぜひ自分の研究分野に縛られることなく、国家公務員をはじめとしたあらゆる職業を検討してみてください!


内閣人事局が理系学生のためのイベントを開催!

国家公務員として、理系の方が携わる仕事が多岐にわたることをぜひ感じてください。

日 程 8月7日(月)
13:00~16:00(受付 12:30)
場 所 東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館 623会議室
参加省庁 内閣府、特許庁、文部科学省
予約受付締切 7月31日(月)
予約方法 参加を希望する場合は、以下参加予約フォームより必要事項をご記入の上、ご送信ください。
[参加予約フォーム]

国家公務員の技官として働く理系職員にインタビューした記事はこちら!

内閣 理系 2016
PAGE TOP