嘘のような本当の話! 食の未来を担う注目研究!



こんにちは! 学生スタッフの青野です!
昨今、多くのメディアで将来の「食糧不足の可能性」が取り上げられていますね。この問題を解決すべく、多くの新規研究が行われています。今回はこうした研究のうち、近い将来家庭の食卓の姿を変えると言われている、先進的な研究を紹介したいと思います!

近畿大学「うなぎ味のナマズ」の研究

近畿大学の水産研究所が、多くの新しい研究を発表し、TVで話題になっていることはご存知でしょうか?
こちらの研究所は、今から15年前の2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖を成功させ、話題になりました。マグロは泳ぎ続けなければ死んでしまったり、ちょっとしたショックでパニックになり、壁にぶつかってしまったりするような繊細な魚であるために、マグロの完全養殖成功のニュースは、当時世界中から注目を集めました。

こうした独自の研究を行っている近畿大が、2015年に発表し世間から注目を集めたのが「うなぎ味のナマズ」です。近年流通量が減少し、値段も高騰傾向にあるうなぎ。そんな貴重なうなぎの数を復活すべく、また、夏場を中心に蒲焼を待ち望む日本人のニーズに応えるべく、既存の概念にとらわれない発想から「うなぎ味のナマズ」が誕生しました。
完全養殖による大量生産が未だできないうなぎを、大量生産が可能であるナマズで代替。水質管理や与える餌の限定などにより、ナマズの味をうなぎに近づけることができるのだそう!
将来的には「土用の丑の日にはナマズの蒲焼!」となる日もやってくるかも?

岡山D&T Farm「もんげーバナナ」の研究

皆さんが好んでよく食べるバナナですが、その原産地がどこかご存知ですか? 商品ラベルの産地の部分を見ればわかるように、バナナは東南アジアやブラジルを中心に生産されていることがわかります。
そして近い将来、この原産地の欄に“JAPAN”と書かれているバナナをコンビニやスーパーで見られるようになるかもしれません!

岡山県にある「D&Tファーム」という農業法人にて、日本でも生産できるバナナ、その名も「もんげーバナナ」(「もんげー」とは岡山弁で「すごい!」と言う意味です)の開発に成功しました。バナナは通常だと、上述した東南アジアや南米のような熱帯地域・亜熱帯地域の環境に適応しやすいです。気温は14〜38℃の間、降水量は毎月75mm以上、風は無風に近い微弱な風が吹く程度、土壌は弱酸性と、バナナの生育条件は非常に厳しいことがわかります。
では、どうすればこれが日本の環境でも栽培できるようになるのでしょう?どうやら一度バナナの種子を冷凍し、擬似的な氷河期を体験させることで、解凍した際に日本でも栽培できるバナナになるそうです! しかも、このもんげーバナナ、通常のものよりもかなり甘く、また皮が薄いために、皮まで食べれるそう! 是非とも私も食べてみたいものです!

岡山理科大学「真水環境下での海水魚養殖」の研究

「真水で海水魚を育てる? いや海水って書いてあるやん!」タイトルを見てそう思う人もいるかもしれません。しかし、そんな不思議なことが最新技術で可能になっているのです!
岡山理科大学の山本俊政准教授の研究にて、真水に“ある不思議な粉”を加えることで、淡水魚も海水魚も両方生育することができる「好適環境水」という不思議な状態の水を生み出すことに成功しました。
仕組みを簡単に説明すると、海水魚と淡水魚では生きることができる水の塩分濃度の条件が少し異なるのですが、上述の不思議な粉を真水に入れることで、両者とも生存可能な塩分濃度の水、「好適環境水」へと変えてくれるのだそうです。ナトリウム、カリウム、カルシウムという化学の授業で聞いたことがあるような3つの物質がこの開発に一役買ってるのだそう。この技術を使うことで、例えば淡水魚である金魚と、海水魚であるカクレクマノミが一緒に泳ぐことができるのです! とても不思議!
これによりどういったことが将来可能になるのかというと、「好適環境水」さえあれば、海水が確保できない内陸部や山の中や砂漠などでも、海で育つ魚が養殖できるということです! 日本の山間部の農村で新鮮な魚が食べれるようになるほか、世界中場所を問わず、新鮮な海の魚を食べることが可能になるという壮大な可能性を持ち合わせています!

最後に

様々な食に関する注目研究を紹介しましたが、驚くべきことにこれら全ての研究において、遺伝子組換え技術を一切使っていないのです。人類の健康や自然環境に害を及ぼすとされる遺伝子組換え技術を使用せず、新たな食物の可能性を呈示するこれらの研究は、わたくしたちの将来の食卓を大きく変えうる重要な研究となっています。皆さんも、是非ともこうした研究情報にアンテナを張っておきましょう! もしかしたらビジコンのアイデアのヒントになるかもしれません!

(取材/執筆:あおの)
MY FUTURE CAMPUS学生スタッフ。現在東京大学農学部4年生。
農学系の大学院に進学予定。サッカーは小学校から続け、現在もサークルに所属。
またアフリカに2度渡航経験あり。将来の夢はアフリカの農業ビジネスを立ち上げつつ、子供達とサッカーを通じて交流を深めること。

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