若いからって失敗したくない! 野村総合研究所の理事長に将来への不安をぶつけてみた!



こんにちは! 学生スタッフのゆうたです。
今回はNRI学生小論文コンテストの取材ということで、野村総合研究所の偉い人、理事長の谷川さんにお話を聞いてきました!
谷川さんはNRI学生小論文コンテスト2016の審査委員長をされている方です……。
学生小論文コンテストって何なのか、そもそも理事長って何考えている人なのか……、コンテストのことから学生ならではの不満まで!? 色々なお話をさせて頂きましたよ!

(*インタビュー記事は全て取材時、2016年8月時点のものです。そのため、NRI学生小論文コンテスト2016は終了しております。)

登場人物

谷川さん
株式会社野村総合研究所理事長。『日本人の「稼ぐ力」を最大化せよ』の著者。エンジニアを目指して理工学部に入学したが、在学中に自分はエンジニアに向いていないと気づき、NRIにコンサルタントとして就職した。優しいおじちゃん、という印象だが数多くの経験を積んできたオーラがある。

ゆうた
MFC学生スタッフ。今回の取材のため、MFCの代表に「『日本人の「稼ぐ力」を最大化せよ』を読むべし!」と言われ、渋々読まざるを得なかった。しかし読んでみると非常に面白く、即読破! 稼ぐ力……、必要ですね!! 『日本人の「稼ぐ力」を最大化せよ』是非ご一読あれ!

若いからって、失敗なんてしたくない。

白いソファーが印象的なお部屋に谷川さんが入ってきた瞬間、空気に緊張感が……。 (((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガク。

ゆうた

ほ、ほん、本日は宜しくお願いいたします。

谷川さん

はい、こちらこそよろしくお願いします! 緊張してる?

ゆうた

はい、 流石に理事長さんとお話するのは始めてなので(汗)。

谷川さん

そんな緊張しなくても大丈夫だよ? 失敗したって良いんだからさ(笑)。

ゆうた

ありがとうございます(笑)。理事長さんから見て、イマドキの学生ってどのように見えているんでしょうか?

谷川さん

うーん……かわいい、かな?

ゆうた

か、かわいい。ですか?

谷川さん

すごいかわいいと思います。高校生みたい(笑)。

ゆうた

おぉ……。どの辺がかわいいですか?

谷川さん

スレてないところ、ですかね。僕は大学の航空部の卒業生で、今でもインストラクターとして学生と接するんですけど、みんな素直に言うことを聞いてくれるんです。僕らの頃はOBの言うことなんて聞きませんでしたよ(笑)。

ゆうた

あ! そういうことですね! 良かったです。

谷川さん

? それと、最近の学生さんは不思議ですね。

ゆうた

不思議、と言いますと?

谷川さん

最近の学生さんって、ものすごく丁寧にセーフティーネットが張られていますよね。

ゆうた

はい。

谷川さん

失敗が無いように隅々まで管理されていて。

ゆうた

はい。

谷川さん

で、そのことに違和感を感じていない。

ゆうた

それも、はい。

谷川さん

それが不思議なんです。窮屈じゃないんですか?

ゆうた

うーん、そこまで窮屈に感じたことは無いですね。むしろ、失敗が無いようにしてくださるのはありがたいですし……。

谷川さん

どうして失敗を恐れるの? 若いってことはやり直しが利くってことだから、大胆にリスクをとって失敗しても大丈夫なのに。

ゆうた

たしかにそうですけどね。でもだからといって、好んで失敗するリスクなんてとりたくないですよ。

谷川さん

なるほどね。

ゆうた

よく「若いうちはリスクをとれ!」って言われますけど、正直納得いかないです。

谷川さん

でも、ゆうたさんやMY FUTURE CAMPUSに来ている学生さんたちって、色々なことに挑戦しているんでしょう? それってある意味、失敗するリスクをとっていることにならない?

リスクをとれるワケ

谷川さん

緊張しながらも、なんだか失礼なことを連発する僕に優しく諭すようにお話頂く谷川さん。

ゆうた

……たしかに、なんでリスクをとれるんだろ。

谷川さん

……。僕もね、リスクをとることが好きなわけじゃないよ。

ゆうた

そうなんですか!?

谷川さん

もちろん。でも、リスクをとりたくなる。

ゆうた

え、それはなんでですか?

谷川さん

リスクがあるものって、実は同じくらい魅力があるものが多い。だから「リスクあるけど……、これは魅力的だ! 面白そう!」って思ってしまうと、自然と手を出したり挑戦したりしたくなっちゃう(笑)。

ゆうた

あー、なんか分かります(笑)。

谷川さん

誰もが好んで失敗するリスクをとっているわけじゃないと思う。ただ、リスクをとりたいぐらい魅力的なことに出会っているから、失敗するリスクをとっているんじゃないかな。

ゆうた

たしかに何かに挑戦する時って「怖さはあるけど、やってみたい!!」って気持ちが強いです!

谷川さん

そうだよね。ただ……、

ゆうた

谷川さん

年をとるとね、リスクをとりたいって思っても難しくなってくるんだよ。家族や役職を持っているからさ。だけど若い人たちは、僕らよりもリスクをとりやすい環境にある。

ゆうた

……。

谷川さん

僕らが若い人たちに「若いうちはリスクをとれ!」って言うのは、「年をとると、どんなに魅力的なものだとしてもリスクをとりづらくなる。だからせめて今は、魅力的だと思ったらリスクを恐れず飛び込んでほしい!」って気持ちがあるからだと思うな。

ゆうた

谷川さん……。

谷川さん

はい、どうしました?

ゆうた

感動しました(泣)。

谷川さん

そうですか(笑)。それは良かった。

挑戦できる人になるには

谷川さん

「リスクを取る」の本来の意味を、今だからこそ言えるというお話の内容で語る谷川さん。

谷川さん

学生さんの強みって、あらゆる可能性に挑戦できることだと思う。逆に「自分にはあらゆる可能性がある」って思えていないと、その強みを活かしきれないんじゃないかな。

ゆうた

なるほど……。では谷川さんは、学生があらゆる可能性に挑戦できる学生になるうえで必要なことってなんだと思われますか?

谷川さん

難しい質問ですね……。三つあると思います。

ゆうた

ほぅ、一つ目はなんでしょう?

谷川さん

まず、自分が何を恐れているのかを一回見つめ直すこと。何かに挑戦する前って、リスクを恐れて挑戦できなくなることもあると思う。ただその時に一度立ち止まって、「そもそも自分は何を怖がっているんだ」って見つめ直すことが重要なんじゃないかな。

ゆうた

たしかに、わけもわからず何かを恐れていることってありますね。

谷川さん

もしかしたら、意外と大したことじゃないかもしれないよ(笑)。二つ目に、自分の知らない世界に一緒になって連れて行ってくれる人がいることだと思う。

ゆうた

一緒になって連れて行ってくれる人、ですか?

谷川さん

そう。僕もそうだけど、やっぱり一人で未知の世界に飛び込むのは勇気がいることもある。そういうときに、一緒に連れて行ってくれる人がいるのって心強いからね。

ゆうた

納得です。では三つ目はなんですか?

谷川さん

挑戦する機会があること、かな。そもそも機会が無ければ挑戦することさえできないからね。

ゆうた

なるほど。それこそ今回のNRI学生小論文コンテスト2016は、学生が何かに挑戦する機会になりますね!

谷川さん

そうですね(笑)。ただ今回のコンテストには別の意図もあります。

未来を生きる学生への想い

谷川さんと僕

谷川さんが提示してくれた挑戦するための3つの条件……僕には全部有る……リスクを取ることを恐れる意味がないことを痛烈に感じ、引きつりながらほほえむ僕。

ゆうた

別の意図、というのは何でしょう?

谷川さん

学生さんが、この先の世の中や、その中で自分が何をしたいのかを考えるきっかけになってほしいんです。

ゆうた

あー、今ちょうど考えてます。大学三年生なので就職活動のために。

谷川さん

そうだよね。ただ僕は日本の学生さんはそういったことを考えられる時間が短すぎると思う。ヨーロッパだと、大学入学前の1年間で海外に出たりして、自分が何をしたいのかを考えてから大学に戻る。だけど日本の場合、大学受験を頑張って、そのまま入学してほっとして、気がついたら就職活動が始まって……、大変だよね(笑)。

ゆうた

そんな感じです(笑)。

谷川さん

たぶん、大学に入る前か入学した後に、世界をみたり自分が何をしたいのかを落ち着いて考えたりする仕組みって必要なんじゃないかなって思うんだ。だから今回の小論文コンテストが、そういった仕組みのひとつになってほしい、というのがもう一つの意図だね。

ゆうた

たしかに、早い段階からしっかりと未来のことを考えておくことって重要だと思います。僕ももっと早くから考えておけば良かった(汗)。

谷川さん

まぁ僕が15年後のこととかを考えていると、家内に「そんなことより明日の晩御飯のメニューを考えて」って言われちゃうんだけどね(笑)。

ゆうた

(笑)。ちなみに、谷川さんはどのような小論文が来ることを期待していますか?

谷川さん

よくある小論文は、新しい問題を見つけてきましたーって論文。だけど正直、これ以上問題を増やさないでほしい(笑)。

ゆうた

あ、そうなんですね!(笑)

谷川さん

そもそも今まで見つかった問題だって解決できてないんだからさ(笑)。それよりも、複数の問題を組み合わせて、それを学生の新たな視点で捉えて問題提起し直してほしい。もしそれで、複数の問題をまとめて解決できるようなアイデアが出てきたら面白いよね。そういった面白い論文を書いてほしいな。

ゆうた

それは良いですね!僕も面白い論文読んでみたいです!

谷川さん

楽しみだよね。あとは、応募してくださる学生さんたちにも楽しんでほしい。

ゆうた

それは、未来を考えることを、ということですか?

谷川さん

そう。未来を考えるって、すっごい面白いことだと思う。だって、過去は変えられないけど、未来はいくらでも面白く変えることができるんだから。皆さんが楽しみながら書いた、ワクワクするような論文を待っています!

ゆうた

NRI学生小論文コンテスト、面白そうですね! 谷川さん、ありがとうございました!

ゆうたの取材後記

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ゆうた

小論文コンテスト。この名前だけ聞くと、「小論文なんて書くのか……。」と思われる方もいらっしゃると思います。しかしそこには、谷川さんの学生に対する想いが込められていました。未来を考えるきっかけに、何かに挑戦する機会として、一歩踏み出してみたい学生さんは是非コンテストにご参加ください!

(*インタビュー記事は全て取材時、2016年8月時点のものです。そのため、NRI学生小論文コンテスト2016は終了しております。)

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