【イベントレポート】必見!これからの人材に求められる「ABC」とは? アクセンチュアINSPIRATION FOR THE FUTURE潜入レポート


みなさん、こんにちは!慶應義塾大学、MFC学生スタッフのゆうたです!

今回取材したのは、アクセンチュア主催のイベント「INSPIRATION FOR THE FUTURE」です。ロジックだけではなく、直感やイメージの力も総動員して臨む今回のイベント。
体験&潜入を通してみえた、アクセンチュアの姿とは?そしてコンサルティングの今後とは?!

デジタルを用いて「渋谷を魅力化せよ」

イベントはエズラさんの引きこまれるようなプレゼンテーションでスタート。

イベントはエズラさんの引きこまれるようなプレゼンテーションでスタート。

渋谷で開催された今回のイベントは、WORKSHOP、SPECIAL TALK SESSIONの二部構成。

まずは第一部、WORKSHOP。お題は「渋谷の街の魅力化」について学生グループがプレゼンテーションを行う、というもの。私も一人の学生としてワークショップに参加させていただきました。

アクセンチュアでデジタルを用いたクリエイティブ活動をしているエズラ・パークさんのINTRODUCTIONからはじまり、今回のWORKSHOPで取り上げる3つのテーマについてご説明いただきました。

ヒト・コト・モノ

街を魅力化する上で、まず街の現状を知ることが必要になります。渋谷にはどんなヒトがいるのか、どんなモノがあるのか、どんなコトができるのか。
今回はヒト・モノ・コトのいずれかに注目し、渋谷の現状についてチームメンバーで共通の認識を持つべく、意見を出し合いました。

3W

次に考えるのは魅力化のためのプランです。その際、重要となるポイントが3Wです。
訳(何のために、誰のために)+技(何で、どんな方法で)=業(結果をだす、社会をかえる)
この3つのWを意識して、プランを考えました。

ABC

最後に忘れてはならないことがABCです。
Audience Based Communicationの略で、何をするにしても人を基準に考えること、特に「その人が感じるべき経験」を考えることが重要だとのこと。この考えが、WORKSHOPの優勝には不可欠でした。

クリエイティブになるための秘訣「ABC」

ワークショップの考え方を説明するエズラさん。その考え方は今後の学生生活のヒントにもなるものでした。

ワークショップの考え方を説明するエズラさん。その考え方は今後の学生生活のヒントにもなるものでした。

「それでは、はじめましょう」エズラさんの言葉で始まったWORKSHOP。
2時間という短い時間の中で、渋谷の街を魅力化するアイデアを生み出さなくてはなりません。しかも今回は、5-7人で組を作っての5チーム対抗戦。
優勝するためには、他のチームよりもクリエイティブなアイデアである必要があります。

まずはエズラさんのアドバイスを基に、ヒト・モノ・コトに注目して渋谷の現状を把握しました。チームメンバー全員で、渋谷にいるヒト・渋谷にあるモノ・渋谷でできるコトを書き出していきます。

「若者が多いよね~、IT企業のビル多くない?、カラオケ行って良く歌ってるよー」

フランクな雰囲気で気づいたことを書き出していき、渋谷の現状を把握する。ここまでは非常に順調でした。

しかし一通り書き終え、渋谷の現状を把握し終えたとき、私たちの頭には「それで?」の文字が浮かんでいました。
渋谷がどうなってるのかは分かった。次は渋谷をクリエイティブに魅力化する方法を考えなきゃ。
だけど・・・それってどうやるんだ?

各グループにアクセンチュア社員がメンターとして入り、学生チームの議論に随時アドバイス。

各グループにアクセンチュア社員がメンターとして入り、学生チームの議論に随時アドバイス。

次へ進む方法が分からない。時間も残り少ない。どうしよう・・・。
途方にくれていた私たちに助け舟をだしてくれたのは、アクセンチュアの社員さんでした。
今回のイベントは、ロジックだけでなく、直感やイメージも総動員しなくてはならない新しいイベントです。そのため私たちが迷ったときにアドバイスがだせるよう、各チームに一人アクセンチュアの社員さんが入ってくれていたのです。

「君たち学生は、なんで渋谷にくるの?」
社員さんのその一言から、チームは再び動きはじめます。

遊ぶため、食事にいくため、スポーツをするため。
様々な理由があがりましたが、中でも多かったのは「とりあえず」でした。
そして私たちは「とりあえず渋谷にくる学生」のためのアイデアを出し、結果、優勝を果たすことができました。
Audience Based Communicationで言うように、「ヒト」を基準に考えはじめたことでクリエイティブなアイデアを生み出すことができたのです。

WORKSHOPを通してみえた、アクセンチュアの姿

Vol2の優勝チーム。接戦の中、渋谷には様々な人がいることに着目し優勝を果たしました!

Vol2の優勝チーム。接戦の中、渋谷には様々な人がいることに着目し優勝を果たしました!

街を構成する要素ってたくさんありますよね。
ビル、カフェ、レストラン、カラオケ…etc
色々なものがあると思います。

ですがその全てに共通することがあります。
それは「ヒト」のためにつくられているということです。

今回のWORKSHOPのお題である「渋谷の街の魅力化」。これを成し遂げるには、必ず「ヒト」のために考えることが必要でした。

ではなぜ、アクセンチュアは今回そのようなWORKSHOPを開催したのでしょうか?
それは、「ヒト」のために考えること、つまりAudience Based Communicationの思考が、ビジネスを行うこれからの人材に求められているからだと僕は考えます。

これまで、技術や営利性を中心に考えられたビジネスプランは数多くありました。しかしそういったビジネスプランは既に世にあふれかえってしまい、今では通用しづらくなっています。

ビジネスを提案するコンサルティング業界にとって、この問題は放置できません。
これまでに無い新たな、クリエイティブなビジネスプランを考える必要があります。

そこで重要となるのが、「ヒト」のために考えることです。
最近、イノベーション創出法として話題になっている「デザイン思考」も「ヒト」を中心とした考え方です。
技術や営利性ではない、「ヒト」のために考えるAudience Based Communicationの思考が、これからの人材に求められるのだと思います。

総合コンサルティングファームであるアクセンチュアも、既にその重要性に気づき、対応しているのだと思います。だからこそ、エズラさんや社員さんのような、クリエイティブなアイデアを持つ方々がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

VR空間でアクセンチュアの面接を受けてきました!

思わず周囲を見渡し、実際に手を出してしまうリアルさ。それがVR!

思わず周囲を見渡し、実際に手を出してしまうリアルさ。それがVR!

みなさんは宇宙空間で面接を受けたことはありますか?
私はありません。

ですが、宇宙空間のような場所で面接を受けたことはあります。
それが今回のイベントで体験したVR面接です!

ギアをつけるとSF映画に出てきそうな面接室が目の前に広がり、アクセンチュアの社員さんとリアルタイムで面接を行いました!もちろん振り返ってもSF空間が広がっていて思わず“おおっ”と声が。両手に持ったコントローラーを使って、ボールに触ったり、投げたりといったVR空間内での面接官との“遊び”要素も入っていて、楽しかったです。

スカイプでの面接は知られていますが、このシステムを使えば遠隔地でもまるですぐそこに人がいるような感覚で面接を受けることが出来るかもしれません。
近い将来、VRによる面接が当たり前の時代が来るかもしれませんね!

SPECIAL TALK SESSION エズラ・パーク & Tomato ジョン・ワーウィッカー

スペシャルトークショーは時間があっという間に 感じられるほど濃密なトークが繰り広げられました。

スペシャルトークショーは時間があっという間に
感じられるほど濃密なトークが繰り広げられました。

アクセンチュアのエズラさん、そしてTomatoのジョンさん。
夜は場所を移して、クリエイティブなお二人のSPECIAL TALK SESSION!
『デジタル時代のクリエーション/アイデアを形にする』をテーマに、デジタル時代の今後やクリエイティブ活動についてお話ししてくださいました。

最後にはわたしたち学生へ向けたメッセージもありますよ!

加治さん
モデレーター 加治慶光さん
アクセンチュア チーフマーケティングイノベーター 

Johnさん顔丸
スピーカー ジョン・ワーウィッカーさん
TOMATO 創立メンバー
1955年生まれ。1991年に創立され、コンピューター技術、映像、そしてグラフィックデザインの新分野であるバーチャル環境を融合した領域でパイオニア的存在としてその可能性を開拓してきたクリエイティブ集団Tomatoの創立メンバー。2010 年、モノグラフ『The Floating World: Ukiyo-e』が東京TDC の特別賞を受賞するなど数々の国際的賞を受賞している。

Ezraさん顔丸
スピーカー エズラ・パークさん
アクセンチュア株式会社 デジタルコンサルティング部門 シニアマネージャー
国内系及び外資系広告代理店にてストラテジックプランニングとクリエイティブディレクションの経験を経て、CX/UX/UIを軸としたより上位レイヤーでのビジネスモデルの構築及び真の左脳と右脳との融合を目指し、アクセンチュアインタラクティブに入社。デジタルマーケティングにおけるコミュニケーションデザインからプランニングとその実現まで幅広く担当している。

加治さん今日はクリエイティブな視点でお話をたくさん聞きたいと思います。宜しくお願いします。さっそくですが、デジタルが普及した現代において個人が求める価値がそれ以前と比べどのように変化したと思われますか?

Johnさん顔丸デジタルというのはそもそも物事を伝える方法でしかありませんでしたが、それがだんだん中身へと影響を与えるようになっています。
デジタルはもう一般的で有り触れたものではない。何故ならば、デジタルそれ自体が価値になっている。 これはとても面白い事です。「グラフィックデザイン」という言葉は1960年代にできた言葉。それまで広告代理店は、こういうものを商品にする事はありませんでしたが、次第に「コマーシャルアート」として商業として大きなお金を生み出すようになりました。デジタルという大きな流れが今後どのようになっていくかとても興味深いです。

Ezraさん顔丸僕も同じ文脈で考えていきたいと思います。ちょうどホットなニュース、Googleが開発したAlphaGo (アルファ碁) 。人工知能と人間が囲碁で勝負をしたニュースですが、現在人間はなんと3連敗しているんです。(※イベント当時) 人間がマシーンに負けている。5年前にIBMが開発したWatsonというシステムがクイズショーに参加して最高賞金を獲得したニュースがありました。当時はこれに人々は「すごい」という反応でしたが、今回は「怖い」という感情を抱きました。今後5年、10年先、ターミネーターのような映画の世界、マシーンが人間を支配する時代が始まるのではないかと話題になっています。
私が思うに今後は、デジタル化が進むほど、逆に人間らしいことが恋しくなると思います。マシーンは考える力を真似する事ができるが、感じる力は真似できない。文字や数字では表現できない世界。これはデジタル化が進んでも真似できない世界です。
なので、私の予測ですが、デジタル化が進むほど感性を大事にするクリエイティビティが生まれると思います。

加治さん私達は、デジタル化=見えなかった情報が数値化、可視化されること、ととらえています。様々なもののデジタル化が進む時代、一方人間はより人間らしいものを大事にする時代になっていきます。さらにクリエイティブについて深堀したいと思います。
デジタルが普及するようになってきて、クリエイティブ活動に変化はありますか?

Johnさん顔丸この25年間、面白い事がありました。この25年間はデジタルの変化の歴史そのものです。最初は白黒の世界から始まったんですよ。仕事だけじゃなく世の中が変わり、それによって受注する仕事の性質も変わってきました。例えば、3秒のテレビ広告なんてものも依頼されるようになった。 デジタルの面白いところとして、時間が長いものはより面白く表現できるようになった。また短いものもインパクトがあり面白いものが創れるようになった。とても可能性が広がった。今後も世の中を動かす新しい力となると思います。

加治さんとても興味深いですね。ありがとうございます。エズラさんにはビジネスの面でお聞きしたいと思います。消費者に顧客体験を提供するとき、以前と比べて何か変わりましたか?Customer Experienceというのがデジタルマーケティングの世界において話題になっていますが、いかがですか?

Ezraさん顔丸みなさん、UX とCXの違いってご存知ですか。UXという言葉は最近の流行りだったんですが、最近ではCXという観点が注目されている。UXはピュアなクリエイティブな観点からユーザービリティーの向上やUIをどう変えるべきかなど、デザインの観点から考えるわけなんですが、CXはビジネスコンテキストから考えます。Customer Experience、商品やサービスを利用する顧客はどういったExperience(経験)を求めているんだろうかという顧客視点で考えるのがCXです。
アクセンチュアはアインシュタインの公式に則って、E >MC2 (エムシースクエア)という考えがあります。MはMarketing Cはcontents とCommerce。そしてこれより大事なのがEのExperienceという考え方。つまり、マーケティングや商品の前に、顧客体験を大事にするよう我々のビジネスもシフトしています。顧客はどういうところに不便があるのか、どういうシチュエーションなのか、機会なのか、条件なのかを考える事が今後益々重要になっていくでしょう。

加治さんありがとうございます。最後に、これから無限の可能性を秘めている学生にメッセージをお願いします。

Johnさん顔丸これからは面白い時代がやってくる。君自身が面白い仕事をすれば、誰かがきっとあなたに興味をもってくれる。それだけにフォーカスせよ。 私はずっとそうしてきた。

Ezraさん顔丸想像力。自分のいきたいところに想像してみるといいでしょう。私の部屋にはドリームボードがあります。なりたいものの写真を貼ったりしてみます。常に自分の行きたいところを見ましょう。自分のいきたいところを探すのも大事ですし、見るのも大事です。本日はありがとうございました。

■ゆうたの取材後記
アクセンチュア6

この取材をする前、偶然にも私はデザイン思考の本を読んで「ヒト」を基準に考えることの重要性を学んでいました。
しかし、いざそれを発揮しろと言われても、発揮することは容易ではありません。アクセンチュア社員のサポートがなければ議論も前に進めませんでした。
これからの時代に求められる「ヒト」を基準とした考え方、どんな社会人になるとしてもこれは必要不可欠な力なのかもしれません。そして今後益々重要になってくるデジタル。ヒト起点で物事を捉え、デジタルを使ってサービス全体をデザインする。
今回参加された学生の皆さんは、このイベントタイトル通り、まさに未来に向けたインスピレーションを獲得したのではないでしょうか?

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