【学生海外レポート@メキシコ】vol.8 メキシコ行く年来る年



(*こちらの記事は全て2015年12月時点のものです。)

¡Hola! こんにちは。
メキシコでインターン中の女子大生、佐々木です。

12月24日から1月3日までの11日間インターン先の会社が冬期休暇でした。“職がある”状態でのはじめての長期休暇です。(実は以前、職がない状態で空白の3週間をメキシコで過ごしたことがありました。詳しくは第6回の記事をご覧ください。)

ちょうどメキシコ人の友人たちが実家に帰省していたので、彼らに会いに行くという口実のもと、休暇をまるまる使ってケレタロ・プエブラ州とベラクルス州へ遊びに行き、年末年始を過ごしました。ご飯をご馳走してもらったり、街を案内してもらったり、家に泊めさせてもらったりと、至れり尽くせりお世話になり、非常に濃厚な休暇を過ごすことができました。ラッキー!
さて、今回はその体験談を交えながら、メキシコ人がクリスマスを含む年末年始をどのように過ごすのか、ご紹介したいと思います!

クリスマスイブ~クリスマス

クリスマスイブの夜、ケレタロの友人がホームパーティーに招待してくれました。なので今年のクリスマスは彼女の父方のご家族合計約20名とにぎやかな夜を過ごしました。

【ポサーダ】

940945_785931831539780_6823602062859221962_n12月16日からクリスマスまでの9日間は、聖母マリアとその夫ホセ(英語だとヨセフ)がイエスを産む前に、一晩泊めてもらえませんかと宿を探し歩いたことにちなんだ「ポサーダ(宿)」というクリスマスウィークです。そしてイブの夜にはそのシーンを再現する風習があります。みんなで『マリアとホセ役』と『宿主役』の2グループに分かれます。『マリアとホセ役のグループ』が家の外、『宿主役グループ』が家の中にそれぞれろうそくを持ってスタンバイ。マリアとホセ役のグループが「一晩泊めていただけませんか」というやりとりの歌(いわば交渉の歌)を歌います。その後、宿主グループがマリアとホセグループを家にあげてくれるので、そのあとポンチェ(温かいフルーツポンチのようなジュース)やご馳走をいただきます。

【クリスマスの飾り】

12650463_785932091539754_1626975714_n街の中心地や各家庭ではクリスマスの雛飾り「ナシミエント(nacimiento、“生誕”という意味)」を飾ります。(※スペインではキリスト生誕の地、ベツレヘムからとった名称「ベレン(Belén)」と言います。)これは、キリスト出生のシーンを再現した雛飾りです。中央にはゆりかごがあるのですが、クリスマス以降、つまりキリストが生まれた後、赤ちゃん(イエス・キリスト)のお人形がその中に飾られます。

【ピニャータ】

12642535_785931978206432_1686162520275367292_nピニャータとは、お菓子のたっぷり詰まったくすだまのことです。ピニャータを棒で叩き割ると、中からお菓子が降ってきます。これは主にお誕生日やクリスマスのパーティーでは欠かせない、メキシコや中南米のイベントです。
ちなみに、クリスマスイブとクリスマスの2日間はメキシコ人にとって本当に大切な日です。特にクリスマスに関しては国民の祝日なので、たいていの国民がおやすみをとっています。そのため来年以降もしこの2日間でメキシコ旅行をお考えの方はご注意くださいね!お店やってないから!

大晦日~元日

今年の年越しは、プエブラ州で過ごしました。メキシコ人のご家族一同(これまた合計約20名強)がホームパーティに招待してくれたのですが、正直なところ特筆すべきイベントがあまりなかったので、今回は一般的な風習をご紹介します。(もちろんホームパーティはとても楽しかったです。)

【赤と黄色のパンツ】

新年を迎えるにあたって、恋愛運の赤パンツ、金運の黄パンツを身につける風習があり、いたるところで赤黄のド派手な下着が売られています。日本でも今年は申年にちなんで赤い下着がよく売れたようですね。

【12粒のぶどう】

大晦日の除夜の鐘のように、メキシコでは教会が12回鐘を鳴らすので、その音にあわせて1粒ずつぶどうを食べると幸せになれるそうです。(これ、やりたかったなぁ。)
この風習は、スペイン語圏で広く行われているそうです。(スペインと中南米諸国)

東方の三博士の日

1382168_785932214873075_3527736217037114773_n毎年1月6日は、メルチョール・ガスパール・バルタサールの3人組、「東方の三博士」の日です。彼らはイエス・キリストの誕生を占星術によって予言し、生誕のお祝いのために出生の地まで駆けつけたと新約聖書に記述されている3人組です。

【ロスカを食べる】

12633092_785932611539702_1475310126_o12596114_785932744873022_1152801049_nこの大きな菓子パン、ロスカの中には、赤ちゃん(イエス・キリスト)や三博士などをかたどるとってもかわいい陶器のお人形が埋め隠されています。しかしこの人形を当てた人は、2月2日に『タマーレス』というとうもろこしでできたメキシコの郷土料理を全員におごらなければなりません。なんともおそろしい食べ物です。私は欲張って2切れ目をおかわりしたら、なんとこの人形を引き当ててしまいました!

【プレゼント】

メキシコでは伝統的に、サンタクロースではなく、この魔法使い3人組が子供たちへプレゼントを届けます。(最近ではサンタクロースも来るご家庭もあるようです。)

まとめ

カトリックの国メキシコでは、年末年始を家族一同であたたかく過ごすします
国民の約8割がカトリック信者ということもあって、ご覧のとおりメキシコではクリスマスを盛大にお祝いをします。
そして、クリスマスを含む年末年始の行事では“家族一同”集まるのも印象的です。(もちろん中には友達と集まって過ごすメキシコ人もいました。)
ここでいうメキシコ人にとっての“家族”とは、お父さん、お母さん、兄弟、姉妹、おじいちゃん、おばあちゃんだけでなく、日本人にとってみれば“親戚”であるおじさん、おばさん、大おじさん、大おばさん、いとこ、はとこ、姪っ子、甥っ子まで合わせて“家族”なので、日本人が一般的に想像する“家族”という概念とは少し違いがあるなと感じました。
今回、日本から一人やってきた外国人の私を温かく受け入れてくれたことは、とても嬉しく、メキシコ滞在の中でもひときわ大切な思い出になりました。

ではでは、またお会いしましょう。
¡Adiós!

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