【学生取材シリーズ】企業のCSRって何?NRIに聞いてみた!


小池NRI訪問ミキティ顔丸 こんにちは!学生スタッフのかんちゃんです!今回は憧れのオフィス街、丸の内にある野村総合研究所、略称NRIに突撃取材!NRIでは2016年2月に「企業のCSR」というテーマで学生ワークショップを予定しています。このCSRって言葉よく聞きますが、民営企業が何でCSRを行うのでしょうか?ボランティアとは違うんでしょうか!?その辺り、バッチリ聞いてきます!

登場人物

NRI中沢さん顔丸CSR推進室室長。1989年にシステムエンジニア職として入社。その後、金融システムの営業や人事部を経てコーポレートコミュニケーション部に配属。現在は環境教育啓発にも関わっている。世間が注目する前から勤怠管理システムを社内に導入するなど、よいものをどんどん取り入れるチャレンジャー。

NRI竹内さん顔丸CSR推進室主任。2003年入社。CSR推進室には2006年に配属され、現在までCSRに携わっている。

ミキティ顔丸 大学3年生。サマーインターンでNRIに挑むも面接で華麗に散った。企業研究を行いすぎて、本社ビルの何階に受付があるのかまで把握している。執念深さはピカイチ。

NRIとは?

取材はNRI本社にて。映像やパンフレットを使いながら分かりやすく丁寧に教えてくださいました!

取材はNRI本社にて。映像やパンフレットを使いながら分かりやすく丁寧に教えてくださいました!

NRI中沢さん顔丸はじめまして、野村総合研究所の中沢です。今日は学生さんに企業のCSRがどのように映っているのかを聞けるので、私も楽しみです。


NRI竹内さん顔丸こんにちは。竹内です。CSRのことなら何でも聞いてくださいね!

ミキティ顔丸 よろしくお願いします!早速ですが、まずは野村総合研究所について教えてください!

NRI中沢さん顔丸はい。実は昨年、NRIは創立50周年を迎えました。この50年間、時代が移り変わって行く中でNRIは未来を作る、「未来創発」という理念の下、様々なことに挑戦してきました。簡単に振り返ると、元々NRIは二つの企業が合併してできた会社なんです。

NRI竹内さん顔丸野村證券の調査部から生まれた、証券や世の中の調査を専門とする旧野村総合研究所と、同じく野村證券のコンピュータシステムを担当する野村コンピュータシステムという会社です。最初はそれぞれが発展していたのですが、調査やコンサルティングと情報システムが切っても切れない時代になってきました。そこで1988年に、両社が一緒に成長していこう、ということで誕生したのが今のNRIです。当時としてはかなり先進的な合併で話題になったのですよ。

NRI中沢さん顔丸学生さんが使うようなパソコンのメーカーだと有名な会社さんは他にもありますが、NRIは情報システムを作る側で、黒子のような存在なんですね。分かりやすいところでいうと、コンビニエンスストアに導入されている情報システム等もNRIが開発や運用を行っています。

ミキティ顔丸 なるほど。情報システムで社会を支える縁の下の力持ちであると。今のお話を聞くと、やはり「野村」とつくだけあって、金融のイメージがとても強いのですが、そんなNRIがどうしてお金にならないCSRに取り組んでいるのでしょうか?CSRって、何のためにあるんですか?個人的にCSRと聞くと、環境にやさしくてクリーンなイメージなのですが、実際のところどんなことを指すのでしょう?

CSRとは一体何なのか!?

NRIが主宰する未来創発フォーラムの様子。先駆者と一緒に未来を考えるこのイベントは、2015年で13年目を迎えた。

NRIが主宰する未来創発フォーラムの様子。先駆者と一緒に未来を考えるこのイベントは、2015年で13年目を迎えた。

NRI中沢さん顔丸
そのイメージであっていますよ。CSRとは、Corporate Social Responsibilityといって、日本語だと企業の社会的責任という意味です。先ほど、「CSRはお金にならない」とおっしゃっていましたが、企業は利益だけを出していればいい、というわけではないんですね。企業も社会の一員として、そこで活動して利益をあげているのだから、ビジネスとは別にちゃんと地域や社会に貢献しましょうよ、という責任が問われています。利益のために環境破壊をしたり従業員を酷使したり、お客さんを騙したり、そういう企業は長く続いていきません。きちんとそういう事を守って社会に対する立ち振る舞いをきちんとしなければならない、というのがCSRです。

ミキティ顔丸 なるほど!今でもブラック企業などが問題になっていますね。CSRという考え方はいつ生まれたのですか?


NRI竹内さん顔丸もともとヨーロッパにそういった概念が強くありました。日本では2003年から急速に普及してきましたね。その頃だと、食品の期限切れ問題やリコールが起きていたことに覚えはありませんか?

ミキティ顔丸 あ!ありましたね!その時私は小学生だったので、いつも食べている給食にまで影響が及んですごくショックでした。

NRI竹内さん顔丸そういう事もあって、「企業は法律を守っているのだろうか?」「間違った行いをしていないだろうか?」と企業にも倫理観が求められてきました。それに企業が応えようという機運が高まったのが、この時期です。

NRI中沢さん顔丸最近では人権や、環境問題など、CSRの範囲がどんどん広がっていきました。自分達だけでなく、ビジネスパートナーとして一緒に活動している企業に対しても、きちんと取り組んでいることを確認しなければならない。私たちCSR部署は、そのように社会の窓口となり、よりよい社会を作っていくことに貢献しているのです。

NRI竹内さん顔丸例えばSRIといって、従来の財務分析に加えてCSRを加味した投資基準も出来ています。またハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授が提唱する、CSVという考え方も出てきています。これは社会的な課題の解決と企業の競争力向上を、同時に実現する試みを指します。まさに、社会への真摯な取り組みが、企業そのものを強くしていくという面で、グローバルでは重視されているのです。

SRI:Socially Responsible Investment。社会的責任投資と訳される。
CSV:Creating Shared Value。共通価値の創造。

ミキティ顔丸CSRが新しい企業価値に繋がっていくんですね!となると、気になるのですが、NRIは学生向けの「小論文コンテスト」や「キャリア教育」を行っていますよね。これは、確かに私達学生にとってありがたい反面、NRIの行っているコンサルティングや情報システムという事業とは直接関わりがないように感じました。どうしてNRIは取り組んでいるんですか?

NRIならではの取り組み

高校生や大学生が未来を提案する小論文コンテスト。未来を提言する論文は、NRIらしい取り組み!

高校生や大学生が未来を提案する小論文コンテスト。未来を提言する論文は、NRIらしい取り組み!

NRI中沢さん顔丸NRIのCSRは、大きく3つに分けて活動をしています。本業を通して世の中に役立っていく「攻めのCSR」、環境を破壊しない、お客様と適正な取引を行うという「守りのCSR」、そして本業に関連する部分で社会貢献をしようという「NRIらしい社会貢献」。学生向けの「小論文コンテスト」などは、最後の「NRIらしい社会貢献」に含まれます。


ミキティ顔丸 NRIらしさ?どのような意味ですか?

NRI中沢さん顔丸「小論文コンテスト」は今年で10回目の開催になります。数にして2,600ほどの論文が集まったのですが、その審査は現場の社員が行っているのです。

ミキティ顔丸 え!そんなにたくさん!しかも現場の社員の方が??負担には感じないのですか?

NRI中沢さん顔丸論文を読んで点数をつけて、上位の論文を更に審査していきます。確かに大変な作業ではありますが、元々 NRIには論文を読んだり書いたりするのが好きな人が多いのです。特に旧野村総合研究所の人は、調査を本業にしていただけありますから。そういった所から、「論文」という発想が出てきました。これは社会のためにもなりますし、とてもNRIらしいのです。

ミキティ顔丸なるほどー!「キャリア教育」の方は本業と、どう関わりがあるのですか?

NRI中沢さん顔丸プログラムの内容自体が、NRIの本業を体験出来るIT戦略体験やコンサル体験なのです。学校の勉強だけではなく、若いうちから将来のこと思い描いたりすることで、より具体的な勉強に力が入るかもしれません。プログラムを受けた人が我々の業務を知って、IT業界やコンサルティング業界に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

NRI竹内さん顔丸NRIの企業理念「未来創発」は、未来は不確かでわからないものだけど、わからないなら自分たちで作っていこうという大きな思いを込めたものです。そして、これからの未来を作っていく若い人たちに、「未来ってどうなんだろう、自分の将来ってどうなんだろう」と考えてもらう機会を提供出来ればと思っています。

ミキティ顔丸 そうなのですね。「攻めのCSR」「守りのCSR」「NRIらしい社会貢献」の3本柱をお話し頂きましたが、会社の行なっている事業とは全く分けて取り組んでいる、というよりは、NRIの成り立ちそのものがCSRとも言えるのですね!

NRI中沢さん顔丸まさにその通りですね。最近の若い方は社会貢献意識がとても高いので、新卒で入社した場合も社会に対してどんなことができるのか、という人も多いのですが、NRIでは本業自体がお客様や社会の課題を解決するソリューションの提案、未来への提言といった社会貢献に繋がっているのです。


ミキティ顔丸よく分かりましたー!でもきっとCSRをやっていく上で色々と課題があると思うのですが、どんな事が課題だと感じていますか?

NRI中沢さん顔丸それは社員一人ひとりの意識ですね。私もCSR推進室に異動になる前は、CSRのことをよく理解していませんでした。ですが、NRIの事業は本来CSRととても親和性が高い。それをもっともっと社員に認識してもらって、巻きこんでいきたいですね。

NRI竹内さん顔丸そうですね。社員には、もっと自分たちの仕事がお客様だけでなく、社会の役に立っている、ということに気付いて欲しいと考えています。モチベーションも上げられますし、何よりそれ自体がCSRになると言えると思います。もちろん、社員だけではなく学生の皆様にもNRIのCSRについて知ってもらいたいですね。

ミキティ顔丸今日のお話しを聞いて、NRIに対するイメージがとても変わりました!ありがとうございました。最後に、今回の「企業のCSR」というテーマで、NRIのワークショップが近々MFCで開催されますが、何か学生へメッセージをお願いします!

NRI中沢さん顔丸学生さんの素直な意見や反応をお聞きしたいと思っています!ぜひ参加してみてください。お待ちしています!

かんちゃんの取材後記

小池ラスト
あまり日常生活に馴染みのないコンサルティング。
野村総合研究所と聞くと、とにかく金融のコンサルティング!というイメージが強く、それが自分の生活も含めて社会全体にどのような影響があるのか想像しづらかった、というのがこれまでの正直な印象でした。
ですが今回の取材で、企業理念の「未来創発」に込められた世代を繋いで行く思いと、その取り組みを知り、こうして私たちが生きる今が作られて来たのだなあ、と思いました。社会人ってかっこいいな、と少し憧れてしまいます。自分がこれから社会に出ていくことに対して、がらりと見え方が変わります!ぜひワークショップに来てください!

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