キャリア甲子園2015総合優勝‼︎ MOTIONインタビュー


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1,800人、460チームの頂点を決める戦いとなったキャリア甲子園2015。書類審査、地区ブロック予選、準決勝と長い道のりを勝ち上がった精鋭5チームで行われた決勝戦。
どのチームが優勝してもおかしくない、レベルの高い決勝で見事王者となったMOTIONチームをインタビューしました!
それぞれ住んでいる地域が名古屋、大阪、兵庫と分かれているのに、まるでずっと一緒に過ごしているかのような一体感を持つこのチーム。この四人でないと起こせなかったケミストリーの秘密に迫ります!

キャリア甲子園エントリーのきっかけは模擬国連の絆

羽田

まずは優勝おめでとうございます!

佐伯西尾西垣菊澤

ありがとうございます!

羽田

はい、元気いっぱいですね(笑)。今回はキャリア甲子園2015エントリーから振り返っていただきつつ、皆さんの強さの秘密を探っていければと思っています。まず、何で挑戦してみようと思ったんですか??

佐伯

言い出しっぺは俺ですかね?自分たちは模擬国連という活動で知り合った仲間なんですけど、そこの仲間からキャリア甲子園を教えてもらったんです。

西尾

正直、最初はそこまで深く考えてなかったですね。「折角だしやってみるか」位で。

西垣

FBでよく見かけてたから気にはなってました。そしたら佐伯西尾が出ると聞き、やってみるか、と。

菊澤

私は最後に加わったんですけど、男子3人に誘われてですね(笑)。というかいまだに納得いってませんが、誘われた立場なのにリーダー役をいつの間にかやらされてて! まんまと騙されました!

羽田

(笑)。しかし、何故帝人のテーマを?「循環型社会を実現するビジネス」って正直、他のテーマに比べて一番難しそうですけども。

佐伯

そこは実はあんま悩まなかったんです。というのも、僕と西尾は日本代表として模擬国連の世界大会に出場してるんですが、その時の議題がSustainable Energy for All(万人のための持続可能なエネルギー)というやつで。

西尾

もちろんそのまま使うことはできませんし何よりキャリア甲子園はビジネスにしないといけない。でも、考え始めのきっかけとしては実は僕たちの中では一番作りやすかったですね。模擬国連をやっている以上、社会問題をテーマにしてしかるべきみたいな雰囲気もありましたし。

羽田

なるほどなるほど。皆さんのベースには模擬国連があるようですが、チーム名も確か模擬国連にちなんだやつなんですよね?

西垣

そうです!チーム名、MOTIONとは模擬国連において使われる言葉で、MOTIONによって全てが始まり、終わり、そして全てを変えられる魔法の言葉。僕たちにはこれ以上ふさわしいネーミングはなかったと思います!

MOTIONのチームワークの秘密

準決勝の様子。名古屋と兵庫、3校にまたがるチームながらチームワークは抜群!

準決勝の様子。名古屋と兵庫、3校にまたがるチームながらチームワークは抜群!

羽田

みなさんってあれですよね、チームワークが凄い印象があります。それぞれがちゃんと機能しているというか。

西尾

ありがとうございます!本当にいいチームでした。同じ原稿、同じパワポ、同じアイデアでも、この4人じゃなきゃ今回のような結果にはならなかったと思います。

西垣

それぞれが完璧なわけじゃなくて、皆に弱点と強いところがあって。その凹凸がキレイにハマったなって思います。

羽田

僕はロックミュージックの大ファンなんですが、ロックバンドみたいでしたよ。みんな個性があってそれぞれがそれぞれじゃないと成り立たない。この4人じゃないと起こせないケミストリーがありました。それぞれどんな役割だったんですか?

西垣

そうですね、西尾は言うなれば僕らの頭脳で。

佐伯

原稿やパワポもほぼ全て彼の力です。すごいですよ、こいつは。

羽田

ほぉ、なるほど。じゃあ西垣くんは?

菊澤

私、今回一番印象変わったのがっきーかも。超頑張ってた。

西尾

落語で培った彼の話術は凄いですよ。僕らのスピーチのコーチ的役割でした。個人的には家が近かった事もあって、作戦練ったりプレゼン練習を一緒にできたのはすごく心強かった。

羽田

佐伯くんは?

西尾

がっつり受験生の中であまり準備期間もない中でしっかり本番では存在感出してましたよね。彼がいる事の安心感は相当大きいです。

西垣

そうそう。一般的なスピーチとはちょっと違うんですが、人に強烈な印象を与えるという面で彼は一流です。

羽田

では紅一点、菊澤さんは?

佐伯

リーダーですよ! 僕らの!

西尾

いやでも、実際彼女がいなかったら僕ら、崩壊してますよ。本番前になるにつれて頭がおかしくなっていく男子3人をうまくコントロールしてくれました。

西垣

本番のプレゼンの時。緊張でもう僕らガッチガチで。で、絶対彼女だって緊張してる筈なのにそんな事全く表に出さずに笑顔で接してくれて、僕らの肩叩いてくれて。リーダーでもありますが僕らのお父さんでもあり、お母さんでもあり。

菊澤

なにそれ(笑)。いや、私も超緊張してたし不安で潰されそうだったけど!

羽田

本当にそれぞれ役割と強みが違ったんですね。本当にチームって感じがします!じゃあ書類選考から振り返ってみましょうか。書類選考通過の自信はありましたか?

ブロック予選の失敗を活かし、プレゼン内容をフルリニューアル!

ブロック予選の際、突然頭が真っ白になり止まってしまった西垣君とそれを支える菊澤さん。

ブロック予選の際、突然頭が真っ白になり止まってしまった西垣君とそれを支える菊澤さん。

佐伯

正直、書類選考は何とかなるだろうとは思ってました。模擬国連でこのテーマは個人的に興味関心は元々深いんですけど、書類選考の段階でアイデアの骨幹はしっかり出来ていたと思えたので。

菊澤

提出期限がギリギリで焦ったの以外は、私も謎の自信はありました!

羽田

おおさすがですね、まずは書類突破を!なのかと思ってましたが。では次のブロックプレゼン予選は?

西垣

わー、そこは振り返りたくない(笑)。

羽田

その理由、わかりますよ。西垣くん、途中でセリフ忘れましたよね(笑)。数分、止まってましたよね。

西垣

何度も練習してたし模擬国連で人前で話すのは慣れてたんですが、ブロック予選は録画映像審査で、人がいない前でしゃべったからですかね。。。ほんとに頭が真っ白になってしまってプレゼンが完全に止まってしまいました。

菊澤

時間切れでプレゼンを終了しなくてはならないという。。。

佐伯

あと10秒あれば。。。

西垣

いやー、ほんまに悪かった!

西尾

いや、でもあれでプレゼン内容、全て見直してもっとパワーアップできたんですよ。もともと、もっとうまい伝え方あるんじゃないか?って思ってたから抜本的に変える決心がつきました。怪我の功名です。

羽田

ほう? というと?

菊澤

ブロック予選通過後に準決勝に向けて全部作り直したんです。普通にプレゼンするわけじゃなく、2020年のニュース番組風景を再現してそれをそのままプレゼンにするっていうスタイルにして。

西垣

ニュース番組のレポーター役、というプレゼンスタイルだったから、原稿を手元に持ってても違和感がないという。セリフ忘れも防げるしこれは、かなり画期的な発明です!

羽田

じゃあ東日本代表と戦った準決勝は自信あり?

西尾

いや、正直、五分五分だと思ってました。かなり自信あって臨んだんですけど、東日本代表で勝ち上がってきたCELLWINさんが相当凄かったので。しっかり練りこまれたアイデアで、スライドのクオリティも物凄く高くて。無茶苦茶レベル高いなと。

菊澤

順番的に私たちが相手チームより後だったので、向こうのプレゼン聞いてる間「やばい」って。

西垣

自分たちのプレゼン終わった後も、ほんとに運次第だなって思いました。だから勝ち上がった時は勢いで声出して手叩いちゃうほど興奮したの覚えています。

そして舞台は決勝ニコファーレ、そして優勝へ……!

決勝の最後の最後で突然PCのトラブルに見舞われ、"目をパチクリ"しているところがニコ生で流れた佐伯君。

決勝の最後の最後で突然PCのトラブルに見舞われ、“目をパチクリ”しているところがニコ生で流れた佐伯君。

羽田

というわけで迎えた決勝戦、ニコファーレはいかがでしたか?

菊澤

私、元からニコ動ユーザーで、ニコファーレが出来た時も「いつか行ってみたいなー」と思ってたので、まさかこんな形で行くとは思ってませんでした(笑)。

西垣

控え室で緊張で固まって不安で一杯でしたけど、本番が来てステージに上がってスポットライトの中で「We are Motion!!」って全員で叫んだあの感覚。全員で一人のようなあの時の感じは、言葉で表現するのは難しいですね。

佐伯

プレゼンは全てがうまくいっていたのですが、最後の最後で何故かプレゼンスライドが最初に戻ってしまうという大ハプニングがありまして、あれは焦りました。焦ってパソコンの前で目をパチクリしてるわたしの顔がニコ生で生中継されるという。。。

西尾

個人的は反省は審査員の方からの質問にあまり歯切れのいい返しが出来なかった事ですね……。

羽田

ズバリ、優勝の自信は?

佐伯

他のチームのプレゼンは全て見させていただきましたが、どれもそれぞれ個性があって、どこが勝ってもおかしくないと思ってました。正直、私たちが勝てるとは全く思ってなかった。

西尾

決勝に上がってきたチームはどこも凄まじかったです。アイデアもプレゼンスキルも物凄くレベル高かった。僕も優勝できると全く思ってませんでした。

西垣

僕、優勝発表の際にスタッフの方のカンペが見えたんですが、カンペの優勝チームの欄に「ドラムロール」って書いてあって。冷静に考えると笑い話なんですが、緊張で頭飛んでて冷静な判断ができなくて「ああ、優勝チームはドラムロールさんか……」って思ってしまって。

菊澤

そんなチーム出てないのに(笑)。でも私もまさか自分たちとは全く思ってなかった。

西垣

そうそう(笑)。だから一瞬落ち込んだんですけど「優勝チームはMOTION!」って言われた時は本当に信じられなくて。目の前で菊澤が目を真っ赤にして口押さえてやっと意味が分かって!

西尾

僕、あの時間だけ全く記憶ないです(笑)。

キャリア甲子園を終えて学んだ事

帝人の黒瀬様と記念の一枚。!

帝人の黒瀬様と記念の一枚。黒瀬様も大変喜んでいらっしゃいました!

羽田

さて、そんな紆余曲折あったキャリア甲子園ですが、最後にそれぞれがどんな事を学んだかを教えてもらえますか?

菊澤

いや、一番学んだ事は足りないものがたくさんあるなって事ですね。発想力もプレゼン力も、私はまだまだだなって。でもそんな中でも全力を出すべき時に全力を出せた事や、自分の力で緊張を抑えて平常心を保てる位にはなれたなって。そこは、自信つきました。あ、決勝で他のチームの人達と仲良くなれたの嬉しかったです。みんな凄いけど中身は高校生で安心しました(笑)。

佐伯

僕は本番には何が起こるかやっぱり分からないな、という事ですね。どんなに準備をしていても本番で予期せぬトラブルが起こる事もある。僕らはブロック予選でタイムオーバーになり、決勝ではまさかのPCトラブルで画面が真っ白。そんな中でも落ち着いてベストなパフォーマンスを出していく事の難しさ。でも人の前でプレゼンする事は慣れました。さすがに18,000人の前で話す事は当分ないでしょうけども。

西尾

「人に見せる/伝える」事を学んだ気がします。書類審査以降の2ヶ月、僕はずっとそれを考えていて。どんなに素晴らしいアイデアでも伝わらなければ意味がない。僕は人前で喋るのも得意じゃないし、人を惹きつけるパフォーマンスも持っていない。「どのようにすれば相手は自分たちに耳を傾けてくれるか?」を考え続け、ブロック予選、準決勝、決勝とシチュエーションが毎回変わるプレゼン環境で実践していく中で、少しだけそれがわかった気がしてます。

西垣

僕は信じてもらえるという事、そしてそういう仲間がいる事の素晴らしさですね。僕はブロック予選で台詞が飛んで本当に落ち込んで、でも仲間は責めるでもなく、準決勝で僕にナレーターという役割を与えてくれた。プレゼンの中で一番話す時間が多い役割です。慰め、励ましてくれるチームだったからこそ、優勝できたんだって思っています。

羽田

いやいや、いいですね〜青春ですね! ちなみに、優勝商品は北米旅行ですが、どこに行きたいとかあるんですか?

佐伯西尾西垣菊澤

(即座に)国連!!!

羽田

さすがです(笑)。ありがとうございました! そして本当におめでとうございます!

協賛企業、帝人様からコメント
帝人

優勝おめでとうございます。MOTIONですがまず、企画内容とプレゼン力の高さに驚きました。
弊社のテーマに対し、目先のビジネスではなく「自分達の企画で世界を変える!」という高い志で臨んでくれたことがよく伝わってきました。
見せ方も非常に上手く、プレゼンを聞いていて疑問に思ったことは、必ず次のスライドで明らかになる。その展開の上手さに惹き込まれました。
ニュース番組仕立てのプレゼンテーションは奇を衒っており、場合によっては面白いだけで終わってしまう危険性もあります。しかし面白さに頼らず、完璧に企画を詰めている点も彼らの本気度がうかがえました。
何より、彼らキャラクターが素敵でした。それぞれの個性や強みをいかし、4人全員が上手く機能している良いチームだと思います。
アクの強いキャラクターながらも、飾らず臆せず、真っ直ぐにキャリア甲子園に挑む姿にすっかりファンになってしまいました。

(取材/執筆:羽田)

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