【学生海外レポート@バンコク】vol.13 タイの採用文化と日本との違い



こんにちは、堀です。
私はタイの人材紹介会社でインターンをしています。
新卒から転職者まで幅広く採用活動を見ることができる、タイの就職事情の最前線で仕事をしています。
今日はそんなインターンの経験から見えてきた、日本とタイの採用文化の違いについて書いていきたいと思います。

(*こちらの記事は全て2014年10月時点のものです。)

大学卒業後にすぐに就職するのはレア!?

タイは、日本の就職活動と違って、ある時期にみんなが一斉に就職活動をするという文化はありません。
大学を卒業した後に留学する人もいれば、ニートをやっている人もいます。
特段「新卒ブランド」というものはありません。
もちろん新卒が動く時期もありますが、企業側が日本のように「新卒採用」といった大きな採用枠を用意しているところはないでしょう。
日本にいたときは「新卒採用」というものに何も意識せず、当たり前の採用スタイルだと思っていましたが、日本独特の文化だったりするんですね。

ポテンシャル採用って実はすごいありがたい!

「新卒採用」いわゆる「ポテンシャル採用」ですが、これって学生側からしたらすごくありがたい採用制度です。
なぜなら、現在特に専門知識や能力がなくても将来性を見込んで会社から採用されるのだから、学生側も自分の専門分野を学生のうちに絞りすぎることなく幅広く会社を選ぶことができるからです。
近年ではインターンシップなどで就業経験をいくらか積んで、ある程度専門知識を会得している学生も増えてきましたが、まだまだ少数でしょう。
企業にとっても、就業概念がまだ凝り固まっていない学生を採用して自社色に染め、その企業に長く勤めてもらえれば将来的なコストをいくらか減らすことができるのかもしれません。まぁ学生の私がそこまで理解しているわけではないですが……。

しかし、タイではポテンシャル採用を行っている企業は少数派です。
企業が求める人材はやはり「即戦力」。英語力がビジネスレベル以上、タイ人でも日本語が喋れる人、営業経験5年以上、マネージャー経験がないとダメ……など、ある一定以上の実績が求められます。
それが当たり前のタイですから、面接を受ける候補者もしっかりと「自分は何ができる、何が得意」など自分の主張をしっかりとしてくるので、感心します。(一方で、日本語は喋れるけれど仕事に対する心構えがなっておらず、入社後にすぐに退職してしまう、などのミスマッチが起きてしまうケースも多々あります。)

そうやって、自分の能力をアピールでき、さらに将来を見越しこのスキルを会得しようと明確に目標を持っているタイ人の方にお会いすると、私も将来についてしっかりと考えなくては! と思います。ここまで自分の能力をしっかりと上げようとしている日本人ってどれくらいいるのかな? って思います。

「日本にはスペシャリストはいないけど、ジェネラリストはたくさんいる」といったことを聞いたことがあります。要するに、何か一点に秀でてはいないけれど、平均的に全てのことがうまくできる人です。
タイ人は逆で、日本語能力や営業能力など、自分の得意な能力を一点伸ばしているイメージが強く、スペシャリストが多いと感じます。
これもまた、採用文化の違いからくる人材育成の結果なのかなと感じました。

もし日本に「新卒採用」がなかったら、日本の学生も海外の学生のように、自分のスキルを伸ばすためにしっかりと専門性を磨いていたのかなと思ったりもします。

こうして海外にいると、日本との当たり前の違いに気づける喜びっていくらでも味わえて楽しいです! 残り2ヶ月ちょっとがんばりたいと思います! では!
それでは!

そういえば最近近くに亀王ができました。ラーメン食べれるって幸せー!
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